すごい会議

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CASE STUDY すごい会議の実施例

売上140%、収益160%成長。全員参加で作り上げる目標が、一体感と実行力を生む

花菱不動産株式会社

設立
2009年9月
資本金
9,000万円
従業員数
20名程度
事業内容
不動産買取事業とリノベーション事業の2つの事業を展開。自社内に設計士を抱えることで、顧客の要望を叶えるデザイン性の高いリノベーションをよりスムーズに実現。「良質なデザイン×コストパフォーマンス×遊び心」を企業哲学とし、創業から10年足らずで300件を超える物件を扱う。
担当コーチ
和田 直人

収益改善のための振り切った方針転換期に導入

導入から約1年半が経ちますが、導入時に解決したかった課題を教えてください。

市川:導入の前年に売上が落ち、収益の改善が課題でした。

弊社のビジネスは、仕入れた不動産物件をリノベーションして販売するのが基本ですが、買い手がつかなかった際の在庫リスクを避けるために、以前は物件を持ちすぎないようにしていました。

しかし、収益改善には振り切った方針が必要。方針を一新し、物件の在庫を増やすなど転換し始めたタイミングでした。

なぜ、そこで「すごい会議」の導入を決められたのでしょうか。

市川:実は「すごい会議」に関わらず、外部のコンサルティング等を入れる予定もなかったんです。むしろそういう方法を検討するには時期尚早だと考えていました。ところが突然、先輩経営者から電話がきて「うちが導入しているサービスがいいから会ってみない?」と。流れに押されてとりあえず会ったのが最初です(笑)。

全く導入する予定がなかった状態から、やってみようと気持ちが変わったきっかけを教えてください。

市川:実際に話を聞いても、具体的に何がどう変わるのかの想像はつかなかったんです。ただ「会議の場を使って意識を変えていける」と聞いて、新しいし面白そうだなと。

元々、会議は意味のない無駄なものという印象を持っていましたが、和田さんが説明してくれた「すごい会議」の手法や、導入後の実施計画がわかりやすく、特に“ポストイットに書いて発表する”というすごい会議流の会議手法が合理的で印象に残ったのを覚えています。まずはやってみようと思わせてもらいました。

自ら作る目標が、組織に一体感と実行力を生み出す

最初の4ヶ月間の実施で、どのような効果を実感されましたか。

市川:組織に一体感が生まれたのを感じました。全員で目標に対するコミットメントリストを作り、何をするかの行動までを会議で決めて実行するので、一人ひとりが納得して行動できる。今までの会議とは違い、意味のある時間だと感じました。

「すごい会議」の何が一体感を生み出したと感じていらっしゃいますか。

市川:まず、会社がどこへ向かうかという全体目標を“全員で作る”という点です。それまでは私が一方的に組織目標を作っていたので、社員からすれば会社にやらされている状態。その点、目標を作ることから全員で取り組むと、自分が共感・納得した目標が出来上がるので個人のコミットメントへのモチベーションにも違いが出て、実行力が上がるのが見て取れます。

目標に基づいたコミットメントリストがあることで、リストを起点にした会話ができ、コミュニケーションもより取りやすくなりました。

和田:“他人から与えられた目標”と“自ら作り上げた目標”とでは、成果が全く異なります。全員が所有感を持ち共感共有できる目標を掲げることが、成果をあげるチームになるための重要な一歩です。

収益改善に成功。売上約1.4倍成長は自発的な達成意識から生まれた

その後、2年目の現在まで継続リピートいただいているポイントを教えてください。

市川:面白い仕組みに乗れていると感じるし、自分たちだけでは決して出来ないからです。外部のプロコーチがいるからこそ、自社内とは違う適度な距離感からの客観的視点を貰えます。それに、長い時は10時間にも及ぶ会議を、あっという間に感じる効果的な進め方やプログラムができるのは、コーチがいてこそです。自分たちが知らなかったことを知る機会になって面白いと、幹部も賛同して継続しています。

問題視されていた収益については、どのような変化が現れていますか。

市川:導入時は年商約18億円でしたが、現在は約25億円に伸び、収益も改善しました。数値目標を強く打ち出すと、売上は達成できても軋轢が生まれて社内の雰囲気が悪くなりがちなのですが、今は逆に一体感が生まれています。目標を達成しようという自発的な意識から良い意味での競争が生まれ、こちらが言わなくても前向きに動いてくれている状態です。

コロナ禍においても弊社が比較的堅調に伸びているのは、営業のパフォーマンスが向上したことで仕入物件数が増え、需要に応えられるだけの供給量を保てているからかもしれません。

あの人の意外な適性を発見。組織を下支えしてくれる幹部メンバーの力

人の成長という意味で、人材にはどのような変化が表れていますか。

市川:人によって意外な得意領域が見えたのが面白かったですね。例えば、マイペースで一匹狼タイプだった人材が、意外と人を引っ張っていくことに向いているとか。自分の成果に直結しないような業務でも、全体目標を達成するために積極的に動き、組織を牽引する役割を担ってくれるなど、大きく貢献してくれています。

営業人員も導入前と比べて倍の人数に増えている中で、コミットメントを達成しようという意欲の高い人材が現れ、良い刺激として高め合ってくれているように見えます。

正解がないビジネスの場で、自分をマイナーチェンジし続ける成長ツール

「すごい会議」は一般的なコンサルティングとは異なるサービスですが、その面白さは何だと思われますか。

市川:弊社でもWEB領域ではコンサルティング会社にお願いしています。コンサルティングでは先方からの解決策の提案があり、それを買うか買わないか、ハマるかそうでないかの2択です。

対して「すごい会議」は、私たち自身が繰り返し考え続けることで、自身をマイナーチェンジして成長させていけます。不動産業のように昔からあるビジネスモデルで成長を目指す場合、必要なのは、常に上のレベルを目指して既存のアイデアをアレンジし続ける力だと思います。どうすれば達成できるかを、アナログに考えて実行し続ける私たち自身の進化。正解がない中で進み続けるために、終わりなく付き合えそうです。

ICTC(Internal Coach Training Center) プログラム(すごい会議のプロコーチとほぼ同等のことが行える人材を育成するトレーニング)にもご参加いただいています。

市川:始めたばかりですが、新しいことを吸収するために私と幹部の2名で参加しています。コーチが提供してくれる目標づくりや問題解決のプロセスを自分でできるようになるのが魅力ですね。覚えることが多くハードですが頑張ります(笑)。

和田:私が言うには、ICTCへの参加をきっかけに、御社内での問題解決の量と質に明らかに違いが生まれています。また、週に一度の定例会議の場でもメンバー同士で行動を確かにするコミュニケーションがパワフルに行われていますね。

誰かの”あったらいいな“を、「遊び心」と共に体現できる価値創造企業へ

今後の御社が目指す目標を教えてください。

市川:直近では売上50億円の達成を目指しています。その先の5年以内には100億円を目指し、業界内で存在感を示す会社に成長させたいですね。弊社はリノベーションが強みであり、良質なデザインとコストパフォーマンス、そして遊び心を会社の志としています。例えば、コロナ期には玄関に洗面台を取り付けたリノベーション物件を販売し、すぐに買い手がつきました。お客様の「あったらいいな」に遊び心を効かせたアイデアで応えながら、社会に必要とされる会社として成長し続けていきます。

ありがとうございました。

(取材日:2020年12月)

和田 直人 わだ なおと

株式会社アンカーマン

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