社員の方にとって、「すごい会議」のどのような点が魅力になっていると思われますか?
コーチングの技術により、自分たちのやりたい方向に導彼、やれる状況に持っていって成果を出すのが「すごい会議」です。
つまり、テクニックのない上司が、テクニックをつけてもらっているような気がしました。今まで「売り上げ上げろ」「お客さんを増やせ」と言うことしかしていなかったマネージャーが、「これを何回しろ」「これを毎日しろ」と、明確に行動に移す指導ができるようになりましたから。
それは、感覚からの脱却というのですかね。「勘と経験と度胸」でやっていた部分が、理路整然となったと感じます。
このプロセスにより、社員が「優秀な部下を導きたい」「彼らの実力以上にポテンシャルを発揮させたい」と思うようになり、今では「次はうち(の部署)でやってくれ」と、全社員が導入したがっています。
中には、「トレーナー(社内コーチ)になりたい」と言う人もいます。やっぱり、教えてもらって効果があったので、社員としては「会社の中に広めるべきだ」と思ったのでしょう。
多くの研修をしてきた中、なぜ「すごい会議」はうまくいったのだと思われますか?
今までの社員教育は、座学か宿題形式というパターンが多くありました。たとえ感動的なセミナーでも、「良かったね」と言って何の実践もしなかったら「良かった」だけで終わりますよね。
でも、「すごい会議」の場合は、「今から何をやらなくてはいけないのか」が必ず明確になって、会議が終わります。だから、その場で「行動をさせるのか?それとも知識を上げるのか?」という違いがあるのだと思います。行動を伴う会議にしてくれたのが太田さんなんです。
太田コーチの一番の魅力はどのような点ですか?
会議のメンバーみんな、太田さんに憧れていますよ。今まで「社長みたいになりたい」と言ってくれていたのに、「太田さんみたいになりたい」と言い出しました(笑)。それぐらい,社員とつながってやってくれたんだな、と感じています。
太田さんは「打てば響く」という形で質問をすると明確に答えが返ってきます。それを半年も続けるから、社員との間で信頼関係が生まれてくるのでしょう。
それに僕の勝手な想像ですが、太田さんはコーチングの技術が根底にありながら、今、起こっている現状に対する着眼点と切り口が鋭い。これは太田さんならではでしょうね。
どんな研究をする上でも、アプローチの方向を間違えたら研究結果は得られません。ですから、太田さんはアプローチの仕方が明確で、成果を出しやすい方向に導いてくれているのだと思います。つまり、それができるほど太田さんは頭が良い人なのでしょう(笑)。
今後は、すごい会議に何を期待されますか?
太田コーチとお付き合いをしていきながら、トレーナーの育成をして、過去にやっていただいた成果に対して、今後も定期的なメンテナンスをしていきたいと思っています。
それに、「すごい会議」の意図を理解するためには、社員の半分ぐらいに参加してもらうべきだと思っています。会議の意図を理解し始めると、今後、動きが早くなりますから。
会議のメンテナンスを続けて社内に定着させることで、マーケット環境が急速に変わっている状況でも、スピード感に乗り遅れることはなくなるかな、という感覚はあります。太田さんとは、長い付き合いをしていきたいですね。