すごい会議

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CASE STUDY すごい会議の実施例

ここが自分たちの会社だ!休日も働いちゃうモチベーションを生むのは!?

株式会社TJMデザイン

設立
1945年/創業1909年
資本金
6,400万円
従業員数
1,042名
事業内容
「kitchenhouse」ブランドの開発製造販売、グループ売上501億円
担当コーチ
尾崎 理恵

すごい会議導⼊前の状況は?

菅原:我々の所属しているキッチンハウスは10年前にタジマという会社と合併しました。キッチンハウスのメンバーはそれまでと変わらなかったのですが、会社がタジマに変わってトップダウンで降りてくる意思決定や、やり方に違和感を感じている社員が多かったと思います。また、営業と設計と施工の3つがそれぞれ独立している感じで、組織が組織じゃなかったんです。それぞれに問題や不満を抱えていたんだけど、言い合える場も雰囲気もなかったので、それがひたすら溜まっているような感じでした。

「すごい会議」は新興宗教!?

すごい会議が始まって最初はどんなことを感じましたか?

今井:最初は「一体何なんだろう?」というクエスチョンが先行してました。なんか新興宗教みたいだし、近所からは「なんか変に大きな声を出しているのが聞こえる…。」とか言われたりもしまして。しかも定休日の水曜にセッションをやっていたのでメンバーは戸惑いが大きかったと思います。

菅原:型やルールがしっかり決まっている会議がはじめてだったので戸惑いました。しかし、ポストイットに書くというのは画期的だと思いました。会議のスピードが早くてついていくのに必死だったけど、一瞬でこれは良いと感じましたね。

今井:私は物事を判断する上でまずは乗ってみるという事も良いことだと思っていて、どういうやり方をしたら一番良いのかを模索していたので、とにかくやってみようと。それにみんな最初は「え!?」って思っていた割に浸透するのは早かったと感じました。

菅原:当時はトップダウンで降りてきた目標しか無くて、達成数字は常に悪いし、何をしたらいいのか本当にわからなくなっていたんですね。他に方法も無いから、もうやるやるしかないという状況だったのも浸透が早かったポイントだと思います。

全員で目標を作る。全員が本気になる。全員が何でも言う。

すごい会議で何がどのように変わったのでしょうか?

今井:参加メンバー全員が能動的になって、目標を作っていく事で手応えを感じました。自分たちで作った目標なので当然モチベーションはガラリと変わりました。

菅原:そうですね。自分たちで作った目標なので皆が本気になりましたね。本気になったら「どのようにすれば目標達成できるの?」みたいになって、目標達成のためなら酷い真実も何もかも言って良いという空気が出来ましたのには驚きました。

今井:みんなで目標を立てて一番良かったなと感じたのは、「この会社は自分たちの会社だ!」という所有感が生まれたことですね。トップダウンで与えられたものではなくて自分たちで決めて、自分たちで行動して、自分たちで会社を成長させていくんだという意識が生まれました。

菅原:そう、それで空気が劇的に変わって、今では幹部メンバーが10人いて「ミラクル10」って呼んでます。「ミラクル10」に1発メールを打てば大抵の問題は解決できるという確信がある。だから「ミラクル10」なんですが(笑)。本当に信頼し合える空気が出来ました。この10人がいれば何でもできるなって思います。

今井:何か問題が起こったら誰かしら解決策を持ってきて、動き始めますね。

1⼈あたりの営業成績を200万円以上伸ばす!

みんなでどんな状況から戦略的フォーカス(目標)を⽴てたのでしょうか?

菅原:当時の成績は「1人平均400万円受注、勝率20%」でしたが、「1人平均500万円受注、勝率50%」という戦略的フォーカスを立てました。

すごくチャレンジングですよね?

今井:数字だけ見たらチャレンジングな数字なんですけど、私はその数字を達成できないとこの商売は成り立たないという感覚を持っていました。それをやるために「どのようにすれば?」を考えていかないとな、と感じましたね。

菅原:僕自身、当時は一営業でしたし、戦略的フォーカスの数字は既にクリアしていたんですけど、部下が4人いまして、その全員の営業成績を引き上げないといけなかったので、「どのようにすればチーム全員500万円〜」と考えていました。やろう!やるしかない!と思ったのを覚えています。今では「1人平均630万円受注、勝率36%」まで来ています。

休⽇も働きたくなるほどのコーチング!

尾崎のコーチングはどのように効果的でしたか?

菅原:メチャメチャ楽しかったです!一番の効果はすごい会議が終わったあとにすごく働きたくなるんですよ。モチベーションがすごく高くなった状態になるんです。それがすごい会議と尾崎さんのシナジーだと思います。ですからモチベーション高く仕事できるんですけど、会議が実施される日は会社が休みの日なんですよ!笑

そういう時どうするんですか?

菅原:もちろん仕事をします。エネルギーレベルが上がっちゃうのでそうせざるを得ないです。

「すごい会議」のエッセンスは全てに通じる

すごい会議でどんな新しいものが生まれましたか?

今井:すごい会議のノウハウを使って営業の成約率を上げるためのRPP道場(ロールプレイング&プレゼンテーション道場)を作りました。最初は接客で始めたんですけど、電話応対やメンテナンス関 係など今では様々な事にロープレを導入しています。人の教育、成長に使える仕組みになっています。

菅原:RPP道場はすごく定着しているし、今後キッチンハウスの研修プログラムに本格的に組み込まれていくと思います。会社内ですごい会議の要素の無いものが無いくらい、それぐらいすごい会議のノウハウは随所に活きています。

RPP道場の成果は出ていますか?

菅原:成果は間違いなく出ています。営業のクオリティーは確実にあがっていますから

今井:営業をはじめ人を育てるときに短時間で同じ成果が得られるのがすごいんですよね!

最後にそれぞれの立場から今後の目標を聞かせて下さい

今井:キッチンハウスは今年40周年になるんですけど、とてもいい会社だと思っています。素晴らしいことや楽しいことがいっぱいある会社だからもっとそれを伝えたいし、今働いているメンバーがキッチンハウスの楽しさを実感しながら仕事できる環境にしたいですね。

菅原:この業界でダントツの売上を立てたいです。まずは2016年までに「1人730万円受注、勝率40%」というのを絶対達成します。コミットです。売上を伸ばしていくことでキッチンハウスのブランド価値を益々高めたいと思っています。

尾崎 理恵 おざき りえ

株式会社スリーマインド

株式会社スリーマインド
覚悟して挑戦し続ければ進化が起こると、私は信じています。全てのチームと人には無限の可能性があるということを起点に、チームの潜在能力を引き出し、永続的な事業繁栄のための問題解決の場を提供します。




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