すごい会議

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CASE STUDY すごい会議の実施例

【Part2】4社のシナジーで続々最高益達成。 経営者も若手も進化する、信頼の“共創”プロジェクト

GLION グループ アフターパーツ事業部

設立
1986年3月
資本金
5,000万円
従業員数
3,874名 (2023年9月)
事業内容
1986年に自動車整備工場から始まり、現在は輸入・国産車の正規ディーラー事業を主軸に、リテール・アフターサービスほか多岐にわたる自動車関連事業を展開。国内での成功を生かし、海外6カ国にも進出。飲食、ウェディング、宿泊事業にもフィールドを広げ、100社以上を抱える巨大グループとして業界を牽引する
担当コーチ
島袋 智

「コーチの導きが成功の原点」

島袋コーチの貢献をどのように実感されていますか。

里井:われわれに寄り添い、足りないところを補うように達成まで導いてくれる島袋コーチでなければ、このプロジェクトは成功し得なかったと思います。

この4社がお互いにアドバイスし合う環境をつくれたのも、若手社員がこの場を「楽しい」と発言しているのも、純粋に僕たちの成長を願い、意見を上手く引き出してくれるコーチがいてこそ。間違いなく、コーチの導きが成功の原点です。

三本:島袋コーチは、真剣ながらも優しさとユーモアで正しい方向に導いてくれる存在です。島袋コーチがつくりだす空気感が僕たちにマッチし、この会議を「もっと続けたい」と思えた。他のコーチであれば話は違っていたかもしれません。

何森:本質的な視点に立ち返る質問でコーチがうまく誘導してくれるので、白熱した議論も緩急のバランスを取りながら進められる。僕たちがいいチームになれた最大の要因はコーチですね。

信頼と共創の場。4社で切磋琢磨する

4社が集うメリットをどのように実感していますか。

島袋(コーチ):これだけみなさんの成果が出ているのは、この「場」の空気感があってこそ。「相手のことを本気で考え支援し合う」状態が何によって育まれたのか、非常に興味があります。

里井:正直なところ、最初は戸惑いもありました。自社の利益と他社の利益をどう共存させられるのか、「すごい会議」とはなんなのか。

ところが、いざこのプロジェクトを始めてみると、「すごい会議」の手法を学ぶメリットはもとより、同業他社の貴重な意見をもらえる利点や同じ課題に向き合う仲間がいることの心強さを味わえた。身内に言われると反発したくなるようなことも、他社からの意見であれば耳を傾けやすい。僕も社員も、視野が広がるいいきっかけになりました。

市原:開始当初は、各社が自社を一番に考えていましたが、回を重ねるごとに関係も深まり、共同体としての意識が生まれ、具体的な効果も出始めた。コーチに導かれながら「他社の成長に関しても100%自分に責任がある」というあり方に移行できたことで、この場の作用は大きく変化しました。

成長のために言うべきことをしっかり言い合う関係性が構築され、刺激を与え合う場として活用できています。

花開くリーダーシップ。高め合う土壌がここにある

このプロジェクトの総合意思決定者を務める飯岡社長。各社のリーダーの成長をどのように実感されますか。

飯岡:当社の市原はもとより、全員のリーダーシップ力が格段に底上げされました。個社意識が共同体意識に変わり、リーダーとして他社の社員を含めた全員を「成長させよう」というあり方に著しい成長を感じます。

アフターパーツ事業部全体で増収増益という素晴らしい成果が出ているのは、くじけずに強みを生かせるようになったことが最大のポイントだと思います。この業界は成熟市場。未開の領域は少なく、イノベーションを起こしにくいだけに働く人間の諦めも早い。

その点が「すごい会議」を通して大きく変わりました。「できない言い訳」をして諦めるのでなく、あの手この手で可能性を見出す。「変えられる」という実感が成果につながりました。

4社が集うからこそ俯かん的な視点が備わり、リーダーの意識が変化する。それを見て部下もポジティブに変わる。みなさんが以前より柔軟に、生き生きと議論しています。

里井:この4社の代表は、営業畑や技術畑など、それぞれの得意分野が異なるからこそ全方位的にアドバイスし合える。スペシャリストとしてのアドバイスが発見を生み、自律した共創関係を築けています。

ご自身の変化・成長についてお聞かせください。

三本:僕はこのプロジェクトと前後して現在の役職に就いたので、まさに意思決定者としてデビューしたばかり。意思決定者として心がけているのは、現場の意見を聞くことです。失敗も含めて体験なので、まずは「やりたい」という現場の自発的な声を生かしてチャレンジする機会を提供するよう心がけています。

今のいい状態を加速させるべく、プロジェクトメンバーが情報交換できる社内の仕組みも稼働させています。足元の数字も大切ですが、何より楽しんで成果を出す集団でありたい。リーダーとして向き合っていきます。

何森:僕はもともと技術屋なので、実は経営は苦手なんです(笑)。とはいえ、会社を成長させなければならない。迷いや葛藤、強迫観念すらあるなかで、他社のみなさんも似通った悩みを持っているとわかり、「自分だけではない」と、楽になれた部分がありました。

その上、コーチはさまざまな手法や考え方を教えてくれるので、目標達成への具体的な方法も学べる。これを社員に伝えていけば確かな成長につながると確信しています

いつからか毎月の会議が楽しみになりましたね。前夜の食事で悩みを語り合い、翌日は真剣に会議する。前向きな一体感がいいんです。

「この場に来るのが楽しみ」マネージャー陣の学び場として

参加者のなかでも「一番変化した」と言われる里井社長はいかがでしょう。

飯岡:私から見ると、里井さんと何森さんは、特に、経営者然としてきましたね。以前は、経営者兼プレイヤーという印象でしたが、今は違います。GLIONの菊池社長も、その変化を高く評価しています。

何森:当社の若手社員も、里井さんが「以前よりソフトになり、非常に丁寧に話を聞いてくれるようになった」と、うれしそうに語っています。里井さんのことは以前から知っていますが、以前とは比べ物にならないほど柔らかくなりました(笑)。

里井:僕が当社の役員になったのは昨年のこと。ここに至るまでには紆余曲折があり、分社化や承継問題、GLIONグループへの加入など、会社に翻弄されてきたからこそ僕自身は常に戦闘体勢にありました。それゆえ、非常に頑固だったことも認めます。

今でもプレイングマネージャーとして動かざるを得ない局面はありますが、今回のプロジェクトを経て、信じて「任せる」「若手を生かす」という意識一層強まりました。

また、会社を変えるには吸収の早い若手に働きかけるのが効果的で、下からの突き上げによって上長の変化を促せると学べたのは、この場で他社のみなさんの話を聞けたことがきっかけです。

この会議の存在は僕にとって非常に大きく、悩みを相談できる貴重な場として信頼感と安心感を感じています。それだけに感謝の気持ちも大きく、僕にできることがあれば会社を超えて貢献したい。自分にできることは何なのか、改めて緊張感を感じています。

「固定概念をくつがえすアイデアを」次なる成長への期待

GLIONグループでは、毎年多数の「すごい会議」プロジェクトを実施しています。今回のプロジェクトについて、総合意思決定者としての感想をお聞かせください。

飯岡:「すごい会議」の理念は、コーチが誰であっても共通するものですが、企業の規模感や経営フェーズによって課題は大きく異なります。

その点で、われわれの現状を理解した上で「もう一歩上を目指せるはず」とリードしてくれる島袋コーチは、私たちに非常にマッチしました。

当社の若手社員も確実に成長しています。彼らに刺さるコーチングであり、われわれ経営陣にもフィットするコーチング。誰一人落ちこぼれることなく成長させてくれるコーチだからこそ、ワンチームで相乗効果を生み出せています。

半年間の営業力向上プロジェクトが完了し、新たなプロジェクトが始動しているそうですね。目的と期待をお聞かせください。

飯岡:この業界は工業製品ながらも趣味性が高い領域です。嗜好品は、つくり手自身が楽しんでいなければ、いいものは生まれません。新たなプロジェクトではさらに参加者の裾野を広げ、「すごい会議」で得られる武器を最大限獲得してもらいたいと思っています。

最終的には、売上利益の目標達成を目指しますが、そこに辿り着くには何百通りもの手段がある。他社とのかかわりから新たな手段を学び、過去の固定概念をくつがえすような企画を実現する力を身につけてくれることを期待します。

強みが増えれば仕事はさらに楽しくなる。その先に成果があれば、文句なしです。

ありがとうございました。

島袋 智 しまぶくろとも

株式会社ディシジョン

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