すごい会議

MENU

CASE STUDY すごい会議の実施例

明確なビジョンのもと、社会の持続的な発展に挑み続ける

リファインホールディングス株式会社

設立
1966年
資本金
4億8,000万円
従業員数
733名
事業内容
日本リファイン株式会社(溶剤のリサイクル事業、および環境機器のエンジニアリング事業)を主とする事業会社の株式または持分の保有を通じたグループの経営管理等
担当コーチ
尾崎 理恵

自分が行動を起こさない限り、世界は何も変わらない

すごい会議を導入された時の課題を教えてください。

業績が少々伸び悩んでいた時期でした。新たに何かをしなければいけない、今までと同じことをしていてはいけない、新たな視点が必要だと、役員も含め、リーダー層は皆明確に頭で理解をしていました。しかしながら、新たな行動は具体的にはなかなか起こせないまま、今までと同じようなやり方でやっている、ヤル気がないわけではないが何か空回りしている、いわばそんな状態でした。

すごい会議の導入を決断した一番のポイントは何でしょうか?

中期経営計画達成に向けて、我々の覚悟と明確な行動変容が必要だと考え、すごい会議を導入しました。我々のビジョンは非常に明確でしたが、それを実現するためには、チームで乗り越えなければならない山がいくつもあるように見えていました。やってみなければわからないですし、役割分担をクロスファンクションで考え、全社の目標達成に全員がコミットすること、そして、やると決めたことを約束通りやり抜く事ができる仕組みとして、試してみる価値があると判断しました。

最初、皆さんの反応はどのようなものでしたか?

最初はかなり消極的でしたよ。「挑戦的な目標を会議で合意はしたものの、なんでこんなことやらなくちゃならないんだ?できるわけがない。」といった「やらされ感」に溢れていましたね(笑)。しかしながら、実際に取り組みはじめ、具体的な行動を起こし、成果が少しづつ出始めると、各人の意識とチームに流れる文脈が徐々に変わっていきました。

一人ひとりの行動量が増え、顔つきが変わってきた

参加したメンバーには、どのような変化がありましたか?

まだまだ、私が考える完全な成功には至っていませんが、「こうやったらできるんだ!」という、想いややり方も含め、実現に向かうプロセスが手に入っていると思います。

何よりも、コミットメントしたことが確実に運用されることで、目標達成できるということが解ったことが大きな変化だと思います。全社の経営数値はもちろんですが、各役割のKGIとKPIを細かく決めて、それを全員で確実に丁寧に追いかけていったんです。決して楽なことではありませんでしたが、一人ひとりの行動量は圧倒的に増えましたし、顔つきも変わりましたね。特別に天才的なリーダーがいなくても、真剣に確実に約束通りにやり抜けば、どんな組織でも一定の結果が出るということを、自らの経験でそれぞれが得たのだと思います。そして、「やればできる」と各人に自信がついたことも大きな成果でしたし、一人ひとりのコミットする力は、結果的に経営数値につながっていきました。

コーチである尾崎は、どんな存在だったでしょうか?

尾崎さんの存在は、絶大です。メンバーは、私のフィードバックや提案リクエストに慣れてしまって、ある程度やれば大丈夫だろうという感覚が日常化していました。でも、コーチの尾崎さんは、それを見逃さないですし、可能性がある前提で、我々から色々と引き出す場を設定してくれる。メンバーも、これはマジでやらないとやばそうだ!となるわけです(笑)。いわば、社外のコーチとしての尾崎さんからのフィードバック、アドバイス、そしてコーチングは、我々が社内の常識で慣れてしまっていることに対して、目を覚まさせてくれるものになっていました。

何があるかわからないこれからの時代だからこそ、
明確なビジョンを持ち、失敗を恐れないで行動し続ける

今後の目標を教えてください。

事業の3本柱を確実に確立することが目標です。まずは、主要事業の溶剤リサイクル。今後は、溶剤の由来そのものを植物などの地上資源に変えていかなければなりません。これができなかったら、持続可能な発展は望めないからです。次に天然資源循環事業。天然の資源をそのまま有効利用し、自然に戻すことができる形で返す。人間の生活をよりよくできて、なおかつ持続可能な社会、つまり循環型社会に必要なコトやモノに関する研究開発を行っています。そのテーマの一つは「健康」で自然の中で、ヒトの体にとって良いものを明らかにすることで、医薬品など化学合成等で今まで存在しなかった物質を生み出し、使うのではなく、天然由来のサプリ等によって予防的に人々の健康を維持することができると思っています。今まさに成果が出始めているところですが、それを皆で合意した目標通りに成功させたいですね。

もう一つのテーマは、「食」のリファインです。未利用資源の活用など、持続可能性のある商品や仕組み、サービスを構築しようとしています。たとえば、屋久島の未利用物をうまく組み合わせて飼料を造り、おいしい肉を提供する“縄文牛”のようなプロジェクトをいくつか成功させたいと思っています。ちなみに、先日オランダ視察中に知って驚いたのは、ある野菜農家なのですが、広大なハウスで栽培されているにも関わらず、完全に無農薬なのです。そのために国家をあげて様々な技術開発がされており、限りなく自然に近い農法で栽培されていました。サスティナブルでない限り我々には未来がないということを、オランダは国家レベルで覚悟しているようでした。

今の日本の食料自給率は実質10%くらいでしょう。今後10年間で解決できるストーリーを作らねばならないテーマですね。

最後に、尾崎コーチに対する今後の期待をお聞かせください。

いくつか事業がある中で、まずは、食のリファインの目標達成を、サポートしていただきたいですね。そして、ここまで、セッションを実施してきたホールディングスや他のチームも含めて、とにかく過去の積み上げではなく、バックキャストで考え、新しいやり方に挑戦し続けるための仕組み作り、そしてメンバーの持続的な成長を、今後もサポートしていただくことを期待しています。

尾崎 理恵 おざき りえ

株式会社スリーマインド

株式会社スリーマインド
覚悟して挑戦し続ければ進化が起こると、私は信じています。全てのチームと人には無限の可能性があるということを起点に、チームの潜在能力を引き出し、永続的な事業繁栄のための問題解決の場を提供します。




導入実績は1,000社以上 すごい会議を実施したい! 御社で実施するにはこちら