株式会社一番大切なこと
私のコーチとして使命は、『苦悩に値する働く意味』の創出です。
地球は平らだと信じていたがために出帆しなかった船は、どれくらいあるだろう?
信じているものが見えるものを限定し、見えるものは打ち手を限定し、打ち手は当然のことながら、望でいる結果が手に入るかどうかを決定付けます。あなたは何を信じてビジネスしてる?
入江社長:
2024年11月26日、イエステーションの全国経営者会議において「すごい会議」のセミナーを主催し、加盟店経営者の皆さんに現場の力を引き出す大切さを伝えるために開催しました。
キッカケは、当FC加盟店であるアドレスさん(アドレス株式会社)が、「すごい会議」をすでに導入していて、大野コーチが携わってから業績が飛躍的に向上している話を耳にしたことです。
私自身、以前にアドレスさんの「すごい会議」にオブザーバーとして参加し、現場の人々が自ら課題を抽出し、解決策を考えて実行する様子を見て、大きな衝撃を受けました。
これまでの不動産業界では、経営者がトップダウンで指示を出すことが一般的でしたが、現場が主体的に動くことで組織の可能性が広がると確信し、これを全国の加盟店経営者にも体験してもらいたいと思いました。
現在、イエステーションには約100社の加盟店がありますが、そのうち70社がこのセミナーに参加しました。この場を通じて、現場の力を信じ、経営者自身が新たな可能性を見つける原動力になればと考えています。
インタビュアー:
トップダウンの形を超え、現場の力を引き出す重要性を全国規模で伝える取り組みは、まさに新たな時代の経営スタイルを象徴していると感じました。
このセミナーが多くの経営者にとって貴重な気づきの場となれるといいですね。
入江社長:
今回のセミナーで私が特に期待していたのは、加盟店の経営者同士が直接顔を合わせて交流し、互いの知識や経験を共有することで、経営に対する新たな視点を得ることです。
イエステーションは「フェローによるフェローのためのFC」という理念を創業から掲げています。この理念は、加盟店同士の協力を基盤に、お互いが切磋琢磨しながら成長することを目指すものです。
通常、月一回の支部会を通じて加盟店間で情報共有を行っていますが、今回の全国経営者会議は、その規模や内容が全く異なります。普段接点がない経営者同士が交流することで、新たな気づきやインスピレーションが生まれることを期待していました。
他の加盟店がどのような取り組みを行っているのか、自分の会社では気づけなかった課題や改善点に気づくきっかけになればと思ったのです。
また、経営者会議という場は、単なる意見交換にとどまらず、現場の成功事例やチャレンジを共有することで、具体的なアクションにつなげる場でもあります。
それぞれの地域や市場で異なる課題を抱える加盟店が、このセミナーを通じて、他社の経験を自社に取り入れる方法を考える。そのプロセスこそ、イエステーションが持つ最大の強みだと思っています。
内藤部長:
私も同じく、経営者がセミナーを通じて自社の課題を明確化し、それに向けた次のステップを描けることを大いに期待していました。
以前、アドレスさんの会議をオブザーバーとして参加した際、そこにいた参加者が目標を具体化し、その目標にどうすれば到達できるのかを真剣に議論していた光景がとても印象的でした。
その時、私たちも「目標を共有することの重要性」を再認識しました。今回のセミナーでは、加盟店の皆さんにそのプロセスを実感していただきたかったのです。
特に、課題を明確にすることで次の一歩を描く道筋が自然と見えてくる。その状態に至れば、経営はさらに前進しやすくなると考えています。セミナーという場が、そうした発見や成長のキッカケを与える場になることを期待していました。
インタビュアー:
加盟店経営者が、日々の業務から一歩離れ、他者との対話を通じて新しい視点や発見を得られるセミナー。そこには、ただの学び以上の価値があったように思います。
この場が多くの経営者にとって、次なる成長への出発点となったのではないでしょうか。
入江社長:
最も驚いたのは、参加者一人ひとりが自分の課題を深く考え、それに対して具体的な意見を持ち寄っている姿でした。
それぞれが主体的に課題解決に向き合い、活発に意見を交わす様子は非常に刺激的で、「ここまで深く考えられるのか」と感銘を受けました。
この経験を通じて感じたのは、現場の課題を正しく認識し、自分自身で解決策を見つけるプロセスの重要性です。従来のトップダウン型のマネジメントでは得られない、一人ひとりの主体性や創造性が組織の力になるのだと実感しました。
そのため、私たちもこの考え方を本部や加盟店の運営に取り入れていきたいと考えています。
特に私が気づかされたのは、自ら考え、発言する場を社員や加盟店にどれだけ提供できているのか、という点です。「すごい会議」でのコーチングの技術は、自分自身にも足りていない部分があると感じさせられました。
こうした学びを活かし、経営者としての自分の姿勢を見直し、現場の声をもっと引き出せる仕組みを構築していきたいと思います。
内藤部長:
私が非常に印象的だったのは、会議の雰囲気そのものでした。大野コーチが強調されていた「肯定的な雰囲気」が、その場のムードを大きく変えていることを実感しました。
例えば、誰かが発言をすると、その意見を否定するのではなく『それはいいね!』という前向きなリアクションが返ってくる。この環境があることで、参加者全員が自然と積極的に発言し、自分の考えを共有していました。
このような「肯定的な雰囲気」は、単なるアイデア共有の場を超え、チーム全体の一体感や成長意欲を高める要素だと感じました。この体験から、自社内でも似たような環境を作りたいと強く思いました。
社員が互いの意見を尊重し、前向きに議論できる場を構築することで、組織全体が成長していくのではないかと考えています。
インタビュアー:
現場の声を引き出す仕組みづくり、そして肯定的な雰囲気の重要性に気付かされたお二人の視点には、学ぶべき点が多いと感じました。
この気づきがイエステーション全体の運営や文化にどのように反映されていくのか、今後の展開が非常に楽しみです。
入江社長:
今回のセミナーを通じて、いくつかのポジティブな変化の兆しを感じています。実際に内藤と相談しながら、「目標達成を考える会」という新たな取り組みを始めました。
セミナー以前から少しずつ試行していましたが、この取り組みを本格化させたことで、社員や加盟店の意識に変化が現れ始めています。
特に印象的だったのは、事務職のスタッフが自主的に「自分がどのような役割を果たすべきか」を考え始めた点です。これまでトップダウン型の指示を待つ姿勢が多かったスタッフが、自ら意見を発信するようになったのは、セミナーの影響が大きいと感じています。
まだ小さな変化かもしれませんが、このような自主性の芽生えこそが、今後の大きな成長につながると確信しています。
また、参加者同士の対話を通じて、多くの経営者が新たな視点を得たと感じています。それぞれの地域や市場で異なる課題を抱える加盟店が、他社の成功事例やチャレンジから学び、自社の経営に活かせるヒントを得られたことは、非常に意義深いことでした。
インタビュアー:
すぐに目に見える成果がなくとも、少しずつ意識や行動に変化が現れることは、確実に次のブレイクスルーへとつながるはずです。
入江社長:
私たちが掲げた最大の目標は、2028年までに全国で300店舗を展開することです。この目標は、今年の経営者会議で正式に発表しました。現在、全国には約197店舗がありますが、これを着実に増やし、さらなる成長を目指しています。
この目標を掲げる背景には、単なる数の拡大だけでなく、加盟店全体の質の向上を図るという意図があります。新規加盟店の募集も重要ですが、既存店がさらに強くなることが、地域での競争力を高める鍵だと考えています。
たとえば、既存店が新たな店舗を展開したり、地域でのプレゼンスを高めたりすることで、組織全体がより強固なネットワークを形成できると信じています。
また、300店舗という数字は、単なる目標設定ではなく、全体のビジョンを共有するための道標です。経営者だけでなく、現場のスタッフや関係者全員がこの目標を共有し、それぞれの役割を果たしていく。
そのプロセスこそが、イエステーションのさらなる発展につながると考えています。
内藤部長:
この目標に向けて、私たちは加盟店の経営者がより効率的に経営を行えるよう、さまざまなサポートを行っています。具体的には、リフォーム分科会などの新しい取り組みを開始し、各加盟店が持つ課題に応じた個別のサポートを強化しています。
また、セミナーや分科会を通じて、加盟店同士の知識や経験を共有する場を増やし、現場の意見を経営に反映する仕組み作りを進めています。
こうした取り組みを通じて、既存加盟店の強化と新規加盟店の拡大を両立させることが、300店舗という目標の達成に向けた鍵だと感じています。
インタビュアー:
2028年という具体的な期限を設定することで、全体の方向性がより明確になっていると感じました。
加盟店全体の成長と質の向上を両立させるというビジョンは、イエステーションがさらに強い組織へと進化するための力強いステップですね。
入江社長:
2028年までに全国300店舗を展開するという目標を達成するため、私たちは現場の多様な課題に対応する新しい取り組みをスタートさせています。
たとえば、全国の支部で月1回行っている支部会を見直し、加盟店ごとに異なる課題に応じた「分科会」を設ける動きを始めました。
これまでの支部会は、地域ごとの小規模な集まりとして運営してきましたが、フェロー(加盟店)が抱える課題が多様化している現状を考えると、より細分化されたアプローチが必要だと感じています。
そのため、例えば「売買仲介手数料の増加」をテーマにした分科会や、リフォーム分野に特化した分科会など、課題に応じた議論の場を設けています。これにより、各加盟店が自社の状況に合った具体的な改善策を見つけやすくなることを期待しています。
また、分科会の導入に伴い、従来の支部会の頻度や内容も見直しています。限られた時間をより効果的に活用し、加盟店が実践可能な知識やスキルを得られるような場を提供することが重要だと考えています。
内藤部長:
リフォーム分科会はその一例です。この取り組みを通じて、リフォーム市場における加盟店のスキルを高め、売上向上につなげることを目指しています。
また、経営者がより効率的に事業運営を行えるよう、経営サポート体制の強化も進めています。例えば、経営者の負担軽減や課題解決を支援するための情報共有やノウハウの提供を充実させることが、その一環です。
さらに、セミナーや会議の場で得た学びを実際の業務に落とし込むことで、経営者だけでなく現場スタッフにも新しい取り組みへの理解と意欲を促すことを大切にしています。
これは、目標達成に向けた全社一丸となった取り組みを実現するための基盤となると思っています。
インタビュアー:
従来の枠組みにとらわれず、現場の声に応じた柔軟な取り組みを進めている点に感銘を受けました。分科会という新しい仕組みが、イエステーション全体の成長を後押しする大きな原動力となることを期待しています。
入江社長:
私が最も楽しみにしているのは、本部の組織そのものがさらに良くなり、加盟店の繁栄を支える強固な基盤を築くことです。
本部は加盟店のために存在するという理念を常に掲げていますが、その実現のためには、まず本部のメンバー自身が「働く喜び」や「生きがい」を感じられる環境を作ることが不可欠です。
これは単に業績を上げるだけの話ではありません。本部のメンバーが自らの仕事に誇りを持ち、日々の業務から喜びを感じられるようになれば、その姿勢が加盟店へのサポートにも自然と反映されると信じています。
私たちが提供するサポートが心からのものであるとき、加盟店もその価値を感じ、さらに活発な活動へとつながると考えています。
また、加盟店が地域のナンバーワンを目指す過程で、私たち本部が提供する情報やノウハウがどれだけ有用かを確認し、進化させていくことも楽しみの一つです。常に現状に満足せず、進化を続ける姿勢が、本部としての使命感を支える原動力となっています。
将来的には、加盟店全体が「イエステーションといえば頼りになる」というブランドを確立し、全国的に信頼される存在になることを目指しています。その道のりを共に歩むことが、私たち全員にとっての大きな喜びです。
インタビュアー:
「本部の成長が加盟店の成長を支え、その相乗効果がさらなるブランド力の向上につながる」というお考えに深く共感しました。
本部メンバーの意識と働き方の変革が、イエステーション全体の未来をどのように形作っていくのか、今後の展開が非常に楽しみです。
入江社長:
イエステーションが大切にしている価値観は、「現状維持では後退するばかりである」という信念に凝縮されています。この言葉は、私たちの理念の核として、すべての活動の指針となっています。
私たちの業界は変化が激しく、競争も厳しい環境にあります。その中で、現状に甘んじていれば、たちまち淘汰されてしまうでしょう。
だからこそ、常に進化し、発展し続けることが重要です。この価値観を私自身が実践し、本部や加盟店に伝えることを心がけています。
特に、不動産業は地域ごとの特性が大きく異なるため、現場での努力が成果に直結します。
加盟店の皆さんは、1件の契約を得るために日々大変な努力をしています。その姿勢に報いるためにも、本部として進化を続け、加盟店の課題解決に役立つ情報やノウハウを提供し続けることが、私たちの使命だと考えています。
また、この価値観は加盟店の経営者にも深く根付いています。現場での創意工夫や新しい挑戦が、地域の信頼を得る鍵になります。
そのため、加盟店の皆さんにも「常に自分たちを振り返り、変化を恐れず進化する」という考えを共有し、一緒に成長していける関係を築いています。
インタビュアー:
「現状維持は後退」という価値観が、イエステーションの理念にとどまらず、日々の活動や組織文化に深く根付いていることが伝わってきました。
この考えがさらに多くの加盟店や社員に浸透し、組織全体が一体となって進化を続ける姿が非常に楽しみです。
入江社長:
「すごい会議」や大野コーチの特別講義は、あらゆる企業にとって価値あるものだと考えていますが、特にオススメしたいのは、トップダウン型の経営を行っている企業です。
経営者が自信を持って戦略を描き、それを現場に実行させている場合、その効果は確かに大きいでしょう。しかし、現場の創造性や自主性をさらに引き出すことで、企業全体の成長が何倍にも膨らむ可能性があります。
「すごい会議」は、現場から声を引き出し、課題解決に向けて経営者と現場が一体となって取り組む仕組みを作り出します。
このアプローチは、トップダウン型の企業にこそ強い影響を与えると感じています。現場の力が結集すれば、これまで以上に強い組織が生まれることは間違いありません。
内藤部長:
私からの視点は、目標を社長一人で設定するのではなく、社員全員で共有したいと考えている企業にも非常に適していると思います。
「すごい会議」では、参加者が自ら課題を明確化し、それに向けた解決策を議論する場が用意されています。このプロセスを通じて、社員一人ひとりが経営の一翼を担う意識を持つようになり、チーム全体の一体感が生まれます。
社員が自ら考え、行動するようになれば、経営者の負担は軽減され、会社全体の成長が加速します。その意味で、社員と経営者が一体となって目標達成に取り組みたいと考える企業にとって、「すごい会議」は非常に効果的なツールだと思います。
インタビュアー:
トップダウン型の企業や、社員と経営者が一体となる文化を構築したい企業にこそ適した内容だと感じました。
また、現場の声が引き出され、全員で課題解決に向けて動き出すプロセスが、企業全体の成長を大きく後押しするのだと改めて実感しました。
入江社長:
大野コーチは「知識と想いの融合」ですかね。理論的な知識に裏付けされたコーチングを提供しつつ、相手への真心や熱意が常に伝わってきます。
ただ理論だけを語るのではなく、そこに情熱や人への想いが乗っている。だからこそ、彼の言葉は心に響き、行動を促す力があるのだと感じています。
実際、大野コーチとのセッションでは、理屈だけではなく、人と人の関係性を深める温かさが感じられました。
その姿勢は、セッションに参加した全員にとって、ただ学びを得るだけでなく「自分もこうなりたい」と思わせる力を持っています。
内藤部長:
大野コーチは「みんなの良き相談相手」だと思います。
特に印象的だったのは、アドレスさんのスタッフの方々が、大野コーチに自然に悩みや課題を相談している様子でした。しかも、彼の答えは直接的な指示ではなく、「こういう考え方はどうだろう?」と新たな視点を与える形で返される。
これが、単なるアドバイスに留まらず、参加者の考えを引き出し、前向きに導く力になっているのだと感じました。
また、大野コーチの人柄は、否定をしない「肯定的な雰囲気」を生み出しています。この雰囲気があるからこそ、誰もが安心して自分の意見を言える環境が作られるのだと思います。
インタビュアー:
「知識と想い」「良き相談相手」といったお二人の言葉から、大野コーチの持つ多面的な魅力がよく伝わってきました。
理論と情熱を兼ね備えた姿勢が、現場や経営者にとって強力な後押しとなり、多くの学びと気づきを与える存在なのだと感じます。
私のコーチとして使命は、『苦悩に値する働く意味』の創出です。
地球は平らだと信じていたがために出帆しなかった船は、どれくらいあるだろう?
信じているものが見えるものを限定し、見えるものは打ち手を限定し、打ち手は当然のことながら、望でいる結果が手に入るかどうかを決定付けます。あなたは何を信じてビジネスしてる?