株式会社ハミングバード
SE時代、徹底的な業務分析を基に最適なシステム設計をするプロとして活動。”クライアントよりもクライアント業務に精通する男”と言われる。
2005年に「天職=すごい会議」に出会い、SE時代に培ったビジネス分析能力をフル活用し”すごい会議バカ一代”として絶賛活躍中
昨年の 10 月、社長就任後、文化風土を変えたいと考えていた時期。以前、すごい 会議の本は読んでいて考え方が面白いなと思いましたし、セミナーも実際に聴いて みた。中期経営計画を進める中で、新しい事業を構築しようと動こうとしていて、 それをすごい会議でやっていこうと思いました。
私自身がひとりでやったら、2 年も 3 年もかかることを、第三者の手を借りること で3ヶ月6ヶ月、1年でやり遂げたい。導入に迷いはなかったです。
導入する時の期待感は、文化風土や考え方を変えていこうというもの。その進捗は かなり進んでいる。中でも、今年2年目を迎える若手2人が、ああいう場で発言で きるというのは、いままで無かった事。非常に良いチームになりつつあるのかなと 思っています。確実に変わり始めているので、やった価値が十分有りますね。
一番大きな問題は、過去に(社員たちが)ああいう場で否定され続けている。そう すると会議の場で“突っ込まれないようにガードしながら”発言するようになる。そ ういう部分がだいぶ取れてきたと思います。
すごい会議で事業の進捗を見ていく過程で、なにか問題があった時、一人が追い込まれるんじゃなくて、それをみんなで 考える。あれもいいですね。
私は文化風土を変えるのが一番難しいことだと考えているんです。考え方や雰囲気が徐々に徐々に変わってきたのを実感 できるのは成果としてとても大きなことです。
一番面白かったのは、形から入ること。
例えば、あいづちがあんなに効果があるとは思わなかったです。紙に 書いて発言することもそうです。
あと、富永さんに他社で行っていたアイデアを教えてもらって作った、 質問、提案、リクエストの旗。それを目の前にすると、一旦落ち着い て、その”形”で発言します。形から入るのは重要なことだと思いまし たね。特に習慣付けができていないところに、形から入るのはとても いいアイデアだと思いました。どういう形で話したらいいのかってい うのがあると、話しやすい。無いと感想みたいな言い方に、ついなっ てしまいがちです。
そして、どんなに面倒くさくても、会議の最初に“何を得たいのか”を 考えて、最後に“何が得られたか”を考える。あんなことやったことなかったし、考えたことも無かったです。
盛り上がってくると非常に良い議論ができるんですが、ただ、(緊張が漂い)むむっとなると、みんな上の人に答えを求める雰囲気が蔓延する事はありましたね。
そんな時、富永さんは、質問の振り方がすごく上手でした。回答を引き 出すわけじゃなく、“純粋にどう思っているのか”っていうのを、引き出す んです。どうしても若い人達は、”どう言ったら正解だと思われるか”と いう答えを一生懸命探すんですね。そうじゃなくて、自分はどう考えて いるのかを正しく表現するような、質問の仕方をしていましたね。
会議自体、すごく盛り上がりましたよ。盛り上がりすぎて「おい、これ 本当にいいのかよ!(笑)」ってのが、何度もありましたね。
目標は達成するためにあるんじゃなくて、自分の能力の最大化のために あるんだ、という概念でいけば、数字はいくつでもいいんだ、と思いま すよね。できたか、できないかよりも、そこに設定し努力していくこと に価値がある。
やるならば、100%のめり込んでやらないと意味が無いと思っています。こういう型から入るものは特に。
コーチャーらしい人だなと。明るいです。声がきれい。声が通るし聴きやすいです。
これは大転換なんですけど、いままで営業会議の場を私がどう捉えていたかというと、 考え方や仕事への取り組み方を教育する場と考えていた。それをみんなでやれるよう になったのが良かったと思っています。進捗管理を全員で行えることも、コメントや 感想、または叱責で終わりそうな場を、そうならないように(会議を)ぐるぐる回せ るようになったのは、大きな変化ですね。私が教えたかった考え方とかエッセンスが、 すごい会議と近いから短時間で効果が上がったと思います。
私は人に勧めるのが好きじゃないんですよね(笑)。人に勧められるのも好きじゃ ない。こういうのって経営者本人が本気で取り組もうとしないとできないこと。す ごい会議の、変えられるのは”未来”だけ、変えられるのは”今から”だけという考え ってすごい難しい考え方だと思っています。それが、経営者の経営哲学に合ってい るかどうか、ですよね。私の場合、選択理論心理学を学んでいる時にそういう考え 方を持つようになった。一致する点は、”外的コントロール”を使わないこと。どう いう事かというと、脅す、罰する、文句を言う、責める、批判するなど、そういう 言葉を私は会社で使わないようにしている。すごい会議の発言の仕方も非常に似て いるんですよ。私の考えにぴったりだなと思ったんですよね。
富永さんの人柄だと思うんですが、随分堪えるようにして私が話せた。どういう事 かというと、話し始めて止まらなくなる時が私はある。それを富永さんの顔を見る と、あ、ここでやめておこう、となるんです。これはやっぱり、他の人だったらど うだったか。富永さんと早い段階で信頼関係が築けていたので出来たのだと思いま す。成果はまだ何にも出てないんですけど、導入して良かったと本当に思っている んです。
当事者意識が高まっている。受動的な動きから能動的な動きになり始めている。やらされ感、満載の仕事から自分でやる 仕事になってきていること。仕事が楽しいと感じてもらえれば、私はハッピーなんです。それを何だか感じ取れるんで、 導入して良かったなと思います。
私は売上などの数値目標が嫌いなんです。数値目標は、今日何を何件やる、1 ヶ月後までに何を何件やる、そういう行動 の数値目標であるべきだと思うんです。それをちゃんとやっていれば売上は上がるんです。要するに自分の実力が上がっ ているかどうか、それが判断基準。ファジイな目標に向かって、実力が上がっている、近付いているのを各々が確認でき る状態を作り上げるようにしたいと思っています。
SE時代、徹底的な業務分析を基に最適なシステム設計をするプロとして活動。”クライアントよりもクライアント業務に精通する男”と言われる。
2005年に「天職=すごい会議」に出会い、SE時代に培ったビジネス分析能力をフル活用し”すごい会議バカ一代”として絶賛活躍中