最も印象的だったことはなんですか?
一般的な会議では、頭の回転が早く知識がある人が、頻繁に意見を出し、結果そういったメンバー中心で会議を仕切ってしまっていて、全員から意見を聞くのが難しかったのですが、すごい会議を通して参加メンバー全員が意見を発信するようになったことです。
具体的に何をしたのかというと、意見を出す際に頭の中で考えるのではなく、紙に書くことをルール化しました。
「はい、頭の中で考えてみてください!」だと悩む時間がほとんどになってしまうのですが、紙に書くというアウトプットがあると不思議と意見がすらすら出てくるようになりますし、みんな書いた意見を発信してくれるようになりましたね。
あとは課題の設定の仕方を、常に疑問文を取るようにシフトしました。
例えば、「今なぜこれが必要なのか?」「どうすれば上手く回るようになるのか?」
疑問文で問題を提起していくと、解答を模索しようと常に考え続ける姿勢が芽生え、課題が課題のまま終わることがなくなったんです。
一見非常にシンプルですが、あまり気づけないようなことに気づかせてくれるすごい会議のメソッドには目から鱗でした。
その後の会議の様子はいかがでしょうか?
主担当で行う会議を隔週で1時間半から2時間ほどで行っています。
議題に対してその場で答えを出していくのではなく、議題を事前に共有し、各々が持ち寄った考えをさらに深めていくというスタイルを取るようになりました。
その方がより鋭い意見が出ますし、みんなある程度考えてきている状態なので質疑応答の質も向上しています。
ファシリテーターは一番の若手のメンバーに任せています。
そうすることでそのメンバーの成長にもなりますし、私がやるよりもみんな気兼ねなく意見を言えるようになりました。