<はじめに:HITOMIOテクノロジーズ様は「すごい会議」を8年前から約3年を実施して、5年ほど自社での運用期間を経て、今年3月に改めて、マネジメントコーチを入れて、すごい会議を再開しています。>
すごい会議を始めた約8年前のことを教えてください。
小泉:最初に「すごい会議」を始めた当時は、売上が約4から5億円、スタッフが60名ほどの頃でした。
当社の接骨院というビジネスは、店舗数を増やし、来院いただく患者様を増やし、来院いただいた患者様の満足を増やす積み上げが成長の基本になります。僕は当時、未来のビジョンなどは熱く語っていたのですが、現実にやっていたのは、「今このメンバーが揃っているから、来期は3店舗ぐらい出せるかな」という過去の延長でした。そして僕が「こういうことをやっていこう」と言い、みんなが「社長が言ってるからやりましょう」となる、典型的なワンマン経営でした。
そんな時に、先輩経営者の経営方針発表会で担当コーチとして参加していた太田コーチにお会いしました。たまたまその後、別の尊敬する経営者から太田コーチを紹介いただき、試しで“すごい会議”を1日やってみることにしました。
最初に試しに1日やってみてどう感じましたか?
小泉:実際に「すごいな」と感じました。問題解決のために機能的に会議をするとは、こういうことなのかと気付かされました。「会社の課題がこうだから、このように計画して、組織で対応していこう」という会議は、これまでしていませんでした。なおかつ会議の内容に幹部たちが納得していました。僕もさらに納得できました。この2つを同時に得られる機会はなかなかないなと思いましたし、こんな機会をたった1日の会議で作られてしまうということにすごくびっくりしました。それで、すぐに「やります」と導入を決めました。
その後、どうなりましたか?
小泉:確実に目標達成できるような文化が、組織の中で浸透していきました。最初は全然目標に届かなかったんですが、会議を積み重ねていく中で個人も組織も成長して、理想と現実がつながるようになりました。
そこから急成長が始まりました。会議の中で目標設定をしなければ到達しなかったであろう売上と利益と店舗数になっていったんです。導入して3年後には売上が約3倍になりました。