すごい会議

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CASE STUDY すごい会議の実施例

「攻め」の人材育成。組織成長へと導く“社内コーチ”の自己変革ストーリー

株式会社リアルソフト

設立
2005年4月
資本金
3,300万円
従業員数
71名(2023年12月現在)
事業内容
“Make Everyone Happy with IT Solutions”を理念とし、企業向け業務システムの開発を中心に、ITで企業の業務効率化をサポートするソフトウエア会社。SE派遣やSES契約ではなく一括請負のスタイルにこだわり、大手企業をはじめ多岐にわたる業務システムの開発実績をもつ
担当コーチ
高橋 悠

「すごい会議」が開講するICTC(Intensive Coaching Training Course)」は、組織の目標達成と個々人の成長を支援する半年間のトレーニングプログラムです。

コーチングの基礎から応用までを徹底的に学び、実践力を強化。具体的な手法・フレームワークを習得し、目標達成への問題解決能力やリーダーシップスキルを高めます。

今回は、ICTCを受講されたお二人にお話を伺いました。

「会社の成長を自分が担う」変革を加速させる社内コーチ

現在のお仕事内容とICTCへの参加の目的をお聞かせください。

片山:この4月から管理部でマネージャーを務め、「すごい会議」のプロジェクトでは2年前からPMO(Project Management Officer)を担当しています。社内の改革をこれまで以上に推進する目的で、社長からICTCへの参加を打診されました。

コーチとして、「この会社の成長を自分が担う」という気概を持って受講しました。

 

 

出口:僕は、の4月に新規事業として立ち上げた「教育カンパニー」という人材教育事業のカンパニー長を務めています。

片山さんと同じく、コーチとして事業成長を推進するというミッションに加え、教育カンパニーの事業を持続的に発展させる糸口を見つけることも、受講の動機の一つでした。

「コーチングの真髄」に触れるプログラムで、学びを得る

ICTCの受講により、どのような気づきや発見がありましたか。

片山:シンプルに「コーチングの真髄を学べた」という実感があります。なかでも、「すごい会議」のコーチングは、「目標達成に向けて組織でどうやり切るか」という点に強くフォーカスした手法だと、改めて実感しました。

過去にもさまざまな学びの機会を経験してきましたが、達成への意識がいかに甘かったか。結果が出るまで手段を問わずに実行し続けるコミットに、背筋が伸びました。

コーチとして私自身がチームの目標にコミットし、「どうすれば達成できるか」と、考え抜く。その重要性を痛感しています。

出口:個人的な実感として、自分にはコーチとしての適正というか、コーチとして学ぶことへの適正がある、と、感じています。というのも、ICTCでは学びを現場で実践し、毎日レポートを提出するんです。その都度、コーチからフィードバックをもらえる仕組みが素晴らしく、コーチングを突き詰めていける感覚に手応えを感じました。

もう一つ、これまで以上に度胸がつきました「すごい会議」には会議を効果的に進めるための「型」があり、ICTCはその「型」を徹底的に暗記することから始まります。

「型」のすべてに意図があり、納得できる根拠がある。言葉やフレーズをマスターした結果、相手の役職や年齢にかかわらず、誰が相手であっても自分が主導権を握る、明確に「言い切る」といったことができるようになった

場を効果的に動かす言動を選択できるようになり、根拠ある自信が生まれました。

特に効果を感じたプログラムやコンテンツについてお聞かせください。

片山:私は暗記が苦手なので、会議の「型」を覚えることに苦労しましたが、「型」があることで思考の曖昧さが減り、視界がひらける感覚を味わえています。自分の弱点を知ると同時に、新たな体験ができました。

また、ICTCに参加するさまざまな企業の方の多様な意見を聞けることもメリットの一つです。各自が扱いたい問題を「すごい会議」形式でロールプレイングして問題解決するワークでは、幅広い視点とコーチのプロフェッショナルな意見に、今までにない学びがありました。

出口:僕が効果を感じたポイントは二つです。一つは、最初の1カ月間、毎日の課題提出が必須というその仕組み。コーチングの基礎として「傾聴」「承認」「質問」を実践し、毎日レポートすることで、馴染みのなかった行動が体に馴染む。どんなに忙しくても、やり続けなければならない厳しさのおかげで、コーチングの基礎体力がつきました。

もう一つは、「やり方」と「あり方」の違いです。“「あり方」を決めると「やり方」は勝手についてくる”という「すごい会議」の考えがフィットしました。

例えば、新人との面談でも、「あり方」を問うことから始めます。「5年後にどんな自分でありたいか」「そのレベルで考えたときに不足していることは何か」「今、何をすべきか」。「あり方」を起点にサイズダウンしていくと、今やるべきことが明確になる。日々の仕事に役立つ思考を習得できました。

コーチの成長が問われる。3つの社内プロジェクト

お二人がコーチを務める社内プロジェクトに関して、どのような成果が出ていますか。

片山:私は、出口さんが意思決定者を務める「教育カンパニー」のセッションを担当しています。教育事業の売り上げと、この事業に携わる社員の成長実感を指標に、全員の活躍を支援することがミッションです。

社内初の新規事業なので、大きなやりがいを感じながらも産みの苦しみを味わっている真っ最中。事業の成功と目標達成に向け、コーチとして俯かん的かつ長期的な視点でメンバーを導くための成長が問われています。

高橋(コーチ):僕たち「すごい会議」コーチも同様に、コーチの成長にはセッションの場数を踏むことが不可欠です。状況に応じてどう対応するか、経験がものを言います。

また、意思決定者との会話を増やすことも重要ですね。達成に向け、意思決定者がどんな方向性でプロジェクトを進めようとしているのか。セッションの前後、最中でも細かくヒアリングし、得たい成果をすり合わせしていくことをおすすめします。

片山さんは、どのような瞬間にコーチとしての喜びを感じますか。

片山:こちらの狙い通りに会議が進んだときは、うれしいですね。正解が見えないなかでも、意思決定者と会議メンバー、私の三者の息が合い、未来への道筋がキラリと光って見つかる瞬間がある。コーチとしての醍醐味を感じます。

また、以前から、人が進みたい方向に進むために、またはプロジェクトをいい方向に進めるために「人の心を動かす」ことに興味があったので、その手法を学べることも喜びです。人を動かすには、まず、私自身の「あり方」が問われる。自分自身をどう変えられるか、その方法を学んでいます。

本質的な視点で問いかける。コーチの価値とメンバーの成長

出口さんは、コーチとしてどのような手応えを感じていますか。

出口:コーチとして担当しているのは、営業関係とワイン事業関係の2つのプロジェクトです。うまく機能しているポイントがあるとすると、「本質的視点に立ち返る装置」としての存在感かな。

目の前のタスクにフォーカスしがちな現場の意識を、「なぜそれをやる必要があるのか」「その問題は目標に対して影響があるのか」「来月の目標を達成できないとすると、今、何が必要か」と、客観的に俯かんして軌道修正する。この役割を担う存在があるかないかいかで、プロジェクトに生まれるインパクトが大きく変わると思います。

コーチとして担当するプロジェクトで、どのような変化が生まれましたか。

出口:特に、変化が顕著に現れているのはワイン事業部です。これまでは目標管理も情報共有もしていなかったので、「すごい会議」の仕組みを入れただけでもインパクトが大きい。

目標を立て、達成に向けて問題解決する仕組みを体験したメンバーから、「仕事が楽しくて仕方がない」という声が上がっています。エネルギーが上がって自発的に動いてくれる姿を見ると、僕もうれしいですね。

また、個人的にコーチとして面白みを感じるのは、参加者の新たな一面を垣間見れたとき。僕の思い通りにセッションが進まず、予想外のことが起きたときこそ可能性を感じるので、片山さんとは逆のタイプかもしれません。

逆に難しいのは、自分なりのやり方を確立している人に対して新たな文脈を持ち込むこと。パワーが必要です。

すべては会社の成長のために。自らをアップデートし続ける

ICTCの学びによってご自身を「アップデートできた」と感じるのは、どのような点ですか。

片山:「自分をいかに成長させられるか」という、視点が芽生えた点ですね。コーチとは、常にそこを問われるものだと理解しています。

また、所属部署も新設して間もないので、関係者とコミュニケーションを取りながら組織化していく過程にあり、そこでもICTCの学びと思考が役立っています。

出口:「コーチとして」という文脈を除くと、対顧客、対社内メンバーなど、求められる役割に応じ、自分がどんな「あり方」で接するかを意識する、という観点が生きています。

ICTCへの参加以前に、「カンパニー長をやらないか」と社長から打診され、やると決めた時点で役割に適した振る舞いや目標、生活スタイルを僕なりに定義しました。そのことと「あり方」の話がリンクし、いいタイミングで吸収できた実感があります。

ICTCの受講を、どのような方におすすめしますか。

片山:役職や年齢は関係なく、積極的に学ぶ姿勢のある人ですね。現状をよしとせず、改革の精神を持ち、チャレンジし続けるマインドがあるといいと思います。コーチは多くの人とかかわりながらプロジェクトを進めるので、コミュニケーション力も重要な要素です。

出口:僕が言うには、前提としてハイパフォーマンスを上げられる思考・行動をを装備した人におすすめします。ハイパフォーマーに必要なのは、まず、素直さ。新たな知識を学び、受け入れて能動的に行動できる人なら、このプログラムを最大限吸収して力を発揮できるはずです。

その上で、僕が社長なら「組織の可能性を最大化するために、いかに自分が成長できるか」という、帰属意識や全体最適の視点を持ち、利他的な思考で動ける人に参加させたいですね。

最後に、今後のご自身の成長ビジョンについてお聞かせください。

片山:裏方役が好きなので、今後も、チームとして成果を上げるためにどんなサポートができるかを考え、貢献を拡大していきます。また、いい経営状態で次世代にバトンを渡すためにも、縁の下の力持ちとして組織の成長を後押しする活動を続けます。

出口:2028年までに当社の役員になります。出世欲からの願望ではなく「カンパニー長の次にどこを目指すか、僕が今以上に貢献できることは何なのか」と考えると、自然と見えてくるのが経営メンバーへの道筋。

その目標に向け、経営に関する知見やスキルをこの一年で獲得します。

「すごい会議」の導入から2年。「すごい会議」のメンバーになっていなければ、今のタイミングで「カンパニー長」の役割が僕に回ってきたかどうかは定かではありません。少なくとも、チャンスが来る時期が数年は早まったんじゃないかな。この機会を生かし、今後も会社の成長に貢献していきます。

ありがとうございました。

高橋 悠 たかはしゆう

株式会社U-Leading

経営チームに大きなインパクトをもたらす。
そうすると、組織が変わり、人も変わる。
その変化への挑戦のきっかけを創り続けるのが私の使命です。






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