株式会社一番大切なこと
私のコーチとして使命は、『苦悩に値する働く意味』の創出です。
地球は平らだと信じていたがために出帆しなかった船は、どれくらいあるだろう?
信じているものが見えるものを限定し、見えるものは打ち手を限定し、打ち手は当然のことながら、望でいる結果が手に入るかどうかを決定付けます。あなたは何を信じてビジネスしてる?
ある日、弊社の顧問税理士から推薦を受けて、大野コーチと出会い対話する機会を得たことがキッカケになります。当時の私の心象としましては、「すごい会議」の存在がこれから弊社の意図する未来、進化のあるべき姿と照らし合わせたとき、不確かながらも可能性を感じることができたので、すぐに導入の意思決定を致しました。
また、以前より「すごい会議」の評判も聞いており、大野コーチとはフィーリングも合いそうだったので、弊社の問題解決のきっかけになればと思い、コーチングを依頼しました。
2024年1月に導入してから約半年(2024年6月時点)になりますが、その効果を実感しております。
今までの経営手法は、結果的に私が様々な意思決定を行い指示する、これはもちろん諸刃の剣になりますが、『トップダウン型マネジメント経営のスタイル』をあえて貫いて参りました。ただ、このマネジメント手法には当然ながら限界があります。あえて申し上げれば、それを承知の上で役割を演じてきた部分がありました。
そして結果的にですが、お陰様で共に働く仲間もどんどん増えていきました。その反面、これまで浸透行き渡っていた私の指示が、案の定、細部まで行き届かないという症状を知覚するに至りました。私の求める組織全体のスピード感、あるいは瞬発力や柔軟性が低下しているように感じていたのです。
蛇足になりますが、当然ながら、毎年、毎年、彼らに要求する水準を意図的に上げ続けてきていますので、低下というのはどこまでも相対的な感覚になります。
結論的には、これらの予め想定された問題を解決するには、社員一人ひとりの声を聞き、それらを大いにテーブルに上げてもらい、その声を基に経営幹部と共に対話しながら、目標と計画を立て、愚直に実行し、その結果を社員に伝え、還元する、そのようなスタイルに変革するタイミングでもありました。
導入してから半年が経過しました。組織全体に効果が浸透するには、もう少し時間をかける必要があると感じています。しかしながら一方で、何の気負いも力みもなく経営幹部層には既に変化が現れています。
具体的な変化としては、幹部たちが自身の役割を理解し始め、目標達成に向けた明確な
KPI(重要業績評価指標)を月ごと、それをさらには週ごとに設定し、各自で掲げた目標達成に向けて具体的な行動計画を示せるようになりました。
結果「すごい会議」を導入してからは、目標達成のプロセスを通じて組織全体のパフォーマンスが向上し、目に見える成果が出始めています。
今までは、人の成長や業績向上といった抽象的な、測定可能な状態ではないものをマネジメントしていたのですが「すごい会議」の導入後は、明らかに具体的な数値目標や行動目標を設定できるようになりました。つまり目標と行動における整合性を手にすることができました。
例えば、『ある数値を3ヶ月でクリアするには、誰が?何時までに?どのように行動し?何をすると効果的なのか?』『目標達成を大前提に置いた時、何時までに何人の人材を採用すべきか?それには何時までに?どのような準備をすればいいのか?』あるいは、『顧客満足度を上げるには、どのような関わり方だったものを、どのような関わり方にさらに進化させ、その効果的な接点の頻度は?』等々・・・
「何を達成すべきなのか?」という具体的な指標を掲げることができています。
さらに、品質向上やサービス向上のための具体的施策、新商品の開発方針、資金調達の目標など、詳細な目標の設定も彼らが策定できるようになりました。
このように幹部たちが、具体的な数値目標に基づいて自ら行動計画を立て、効率的に業務を遂行していくようになりました。
それでも私がいち経営者として求める基準から申し上げれば、ようやくスタート地点に立てたということになります。
現在、注力している取り組みとしては、事業規模の拡大はもちろん、知名度や認知度の向上、優秀な人材の確保、積極的なM&Aを行っています。
また、本社を名古屋から東京へ移転する計画を2年以内に実現し、さらなる事業拡大、そして企業のブランド力と存在感を一層高めることを目指しています。
さらに弊社では、あるプロジェクト実現のために精鋭10名の専属チームを編成し、1年前から集中的に活動しています。このプロジェクトの成功はひとつの通過点に過ぎませんが、企業の信頼性がさらに向上し、新たなビジネスチャンスが生まれると確信しています。
もちろん、掲げている目標をすべて達成していくことは簡単なことではないですが、日々挑戦することで新たな学び、発明があり、その新たな学びと発明をするプロセスこそが、私たちを進化させてくれる大切な要(かなめ)であると捉えています。
従って、従業員一人ひとりが力を合わせ、組織全体が一丸となって前進していけている、今、今、今がもっとも楽しみにしていることです。
私たちが大切にしている価値観は「成長でありシンカ」です。そして、従業員が楽しく伸び伸びと成長していくための環境づくりを大切にしています。
これを全従業員とともに味わい尽くせるよう「成長していくことの喜び」を毎朝の朝礼や定期的な会議で繰り返し対話しています。
また事ある毎に、このメッセージを一貫して伝えることで従業員一人ひとりの意識を変え、全員が仕事の報酬は仕事という喜びを分かち合い、結果的に成長、シンカに向かって進む力になると考えています。
これまで私が受けてきたコーチングというのは、自己啓発やポジティブシンキング的な質感で、主に心構えや考え方の切り替えに重点を置いたものでした。もちろん、それなりに効果はありましたが、どれも似たようなアプローチだと感じていました。
しかし、大野コーチのアプローチは様々な意味で異なります。
そして、心構えや考え方もコーチングされますが、それよりも具体的なタスクや行動計画に焦点を当て、『いつまでに』『何を』『どのようにするのか』という具体的な計画と行動が喚起されるコーチングなので、曖昧な理想の状態から、より具体的な行動計画に変わり、詳細なスケジュールやリソースの再配置を立案することが可能になりました。
また特に印象深いのは、コーチングの効果がセッション中だけではなく、普段の業務においても持続していることかもしれません。何人かの幹部はすでにこの手段方法を我がものにして、習慣化を体現し始めております。
世の中の革新は常に異質なものとの出会いの中でもたらされています。
ある意味『すごい会議』に限らず、多様なアプローチを取り入れることで、従業員一人ひとりの成長を促し、組織全体の活力を引き出すことができるのではないでしょうか。
ですから、大野コーチには「異質な存在」でいてほしいです。
大野コーチは、繊細な言葉の意味を深く理解し、その言葉を通じて全社が抱える問題解決のヒントを与えてくれる人です。私自身が言葉を大切に扱ってきましたので、特にそう感じるのかもしれないのですが、彼は伝え方にも非常にこだわり、一つ一つの言葉がデザインされ設計されています。
また、彼のコーチングは単なるタスクの指示だけではなく、従業員一人ひとりに思慮深く考える重要性を伝えてくれています。結果的に、具体的な行動指針、会社のあるべき姿をスタッフが自ら考えはじめています。次にそれをどう実行し、文化まで落とし込むのかが今後の課題となるはずです。
「すごい会議」は、経営幹部は勿論、その組織で働く人々の意見を積極的に取り入れ、新しいアイデアを生み出し、従業員と共に成長していく文化を築くことができるので、それらを目指している企業には非常に適しているコーチングだと感じています。
特に、これまでの企業方針を見直し、新たな方向性を模索している企業にとっては大きな力を発揮するのではないでしょうか。経営者の言葉に翼を授けてもらえるかもしれません。そして、結果的には未来に対してこれまでにないほどに本気の人が増えるかも知れません。
私のコーチとして使命は、『苦悩に値する働く意味』の創出です。
地球は平らだと信じていたがために出帆しなかった船は、どれくらいあるだろう?
信じているものが見えるものを限定し、見えるものは打ち手を限定し、打ち手は当然のことながら、望でいる結果が手に入るかどうかを決定付けます。あなたは何を信じてビジネスしてる?