他にも、さまざまな業務で素晴らしい人材成長と成果が生まれたと伺いました。
田渕:当事業部は、業務内容に応じて複数のセクションに分かれています。お客様からの買取依頼を受注するセクションや新規営業セクション、査定を進めるセクション、買取品を仕分し販売するセクションなど。
まず、大きな成果を上げたのは、査定セクションです。仕入れの絶対量を増やしても、査定が進まない限りは買取に進めません。そこで、1日あたりの査定件数を増やすべく生産性の向上を徹底したところ、平均査定件数が120%、日によっては目標の140%を達成し、過去最高の査定件数が生まれました。
査定に集中できるよう分業体制を整えたり、得意な人が得意なことをできるよう役割分担を徹底したり。担当者全員の強い意志と協力がなくては成し得なかった達成です。
リーダーが懸命に部員を巻き込み、士気を高めながら試行錯誤し続けたことで、当たり前だと思い込んでいた過去の基準=件数を塗り替えてくれました。
他セクションでの成果もお聞かせください。
田渕:届いた宅配物を仕分けするセクションのリーダーもまた、目覚ましい成長を見せてくれました。1日あたりの仕分け数を明確化し、無駄をそぎ落として効率化した結果、不可能に見えた目標を達成。目標達成率120%という数字を叩き出してくれたんです。
彼は職人気質で、周囲を巻き込んで推進するようなコミュニケーションが苦手なタイプでしたが、目標を部員に共有しながら彼自身が率先して動くことで、その本気が周囲に伝わり、団結が強まったように見えています。
他にも、先述のアライアンス開拓を含めた新規顧客へのにアプローチに加え、既存顧客の掘り起こしにも成功したことで、買取実績は3カ月連続で過去最高額を突破。ノーブランド商品に特化したキャンペーンや年代別のキャンペーン、買取の最低額を保証するキャンペーンなど、初めての施策を数多く実行し、あらゆるターゲットにフィットする企画を設定できたことが成果につながりました。