すごい会議

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CASE STUDY すごい会議の実施例

成果にこだわる風土づくり

株式会社フェローズ

設立
2003年
資本金
1,600万円
従業員数
144名
事業内容
クリエイティブ業界に特化した人材派遣や人材紹介等を中心としたマネジメントサービス
担当コーチ
尾崎 理恵

勝つことへのこだわりがチームの成長へ

すごい会議を導入した当時の課題と、期待について教えてください。

一番の課題は、成果にこだわる風土づくりでした。当時から社員が増え始めていましたので、人が増えることで生じるコミュニケーションの希薄化や、各人の個性の標準化に懸念を感じていました。いかに良質なコミュニケーションをして、目指す風土をつくるかを考えていました。その状況の中で、すごい会議を知る機会があり、この思考とやり方を活用して、組織の活性化や一人ひとりの勝つことに対するこだわり、意識改革が起こり、成果につながるのではないかという期待がありました。

連続して増収増益でいらっしゃいますが、市場背景にはどんなことがあったのでしょうか?

弊社のようなクリエイティブ業界にとっては、2019年に起こったコロナの影響はそこまで大きな打撃はなく、市場の流れ、そして働き方の変化によって、むしろクリエイティブな業務や仕事が溢れるように舞い込んでくるなど、良い方向に作用しました。世の中の多くの企業が、今までは後回しにしてきたWeb周辺の対策を見直し、新たなアクションを起こし、投資をし始めたのです。もう一つは、弊社が推奨していた夜の会食がコロナ禍でほとんど無くなり、純粋に経費の大きな削減になりました。ただ、実際は、経費削減そのものよりも、営業メンバーが、営業活動そのものに費やす時間、リソースが増えたことの方が大きな意味がありました。ですので、今まで当たり前のように実践してきたプロセスを改めて疑ってみる、見直してみる、変えてみる、そういうことをこれを機に、積極的に考えて取り組むようになりましたね。例えば、対面でのコミュニケーションやサポートができなくなった代わりに「フェローズビール」というオリジナルビールを作りまして、お会いできないクライアントやクリエイターの方々に、エールの気持ちを込めてプレゼントするというアクションも起こりました。今までは考えつかなかったアイデアを皆で出し合い、どんどん行動にうつしていけたのはよかったですね。

使う言葉を変えることで、違う世界が立ち上がる

トップメンバーでセッションをしましたが、参加された方々の最初の反応はどのようなものでしたか?

まず、「使う言葉を変えると、違う文脈がその場に起こるんだ」という反応がとても大きかったですね。普段、社内で使っている言葉と意味が被るものもありましたが、意図して違う言葉でそれを語っていることがとても新鮮でした。セッションの中で意図して使われる言葉やセットアップは、当時社内では乱用されていましたね(笑)とにかく誰しも言い訳が言えなくなりました。今では、社内で普通に使っていますし、かなり定着しています。

どのようなインパクトがありましたか?

会議の中で、我が社で起こっている「本質的な事実」を、私はもちろんですが、各人が認識できるようになったことです。多くの場合、解釈にまみれて、皆で問題の中に入り込んでしまいます。それを区別できるようになることで、解決策がでやすくなり、意思決定もスムーズになりました。

もう一つは、達成のために、自身と違う意見、主張を受け止め合い、社内で組織人格を意図できたことです。これはすごく大きかったと思いますね。言われてみれば当たり前のことなのですが、実際の会議で出来るかというと、なかなかそうはいかない。それをしっかりルール化して、良いと見えることも、悪いと見えることも全てテーブルに出して、皆でそれを受け止める、というのはすごいインパクトでした。特に「ひどい真実」を、チーム内で堂々と明確化するのは革命的です。弊社は少し変換して「不都合な真実」と言っているのですが、弊社の場合、恵比寿の本社と、国内に14拠点ありますが、拠点が増えることによって、経営として、最も大切なそれが見えにくくなっていました。事が起こってから、そんな事になっていたのかと、知ることもよくありました。

各拠点の責任者が、一つひとつそれをテーブルの上に出して、一緒に考えてチャレンジするという方法は、とても有意義でした。

コーチは、どのような存在でしたか?

導入の決め手の大きな理由の一つは、尾崎さんの存在です。特に女性リーダーや社員に大きな影響を与えてくれるだろうと確信しました。我々の対外的な仕事はエージェント業務なので、クライアントやスタッフの間に入り、ある意味ファシリテート、時にはコーチングをして、案件のディレクションをするわけです。論理的に物事をとらえ、クライアントの成功のために言うべき事はしっかり主張し、同時に相手から話を引き出して、成果に結びつけていかなければならないんです。そこで、尾崎さんがどんな言葉をつかって会話をして、幹部たちやメンバーから話を引き出していくのか、使う言葉、立ち振る舞いを見てもらうことは、価値があると思っていました。期待通り、大きな影響受けていると思いますね。

大切なことを再定義することの重要性

野儀さんご自身が変わったことは何ですか?

リーダーとしてのあり方、そして使う言葉が、進化しました。先ほども申し上げましたが、ひどい真実の考え方は秀逸です。経営は、ビジョンや目標に向きあった時に起こるそれを真正面から受け止め、リーダーがどう決断するか、ですから。

また、「目標は何のためにあるのか」という、目標の再定義を通じて、私自身、目標との関係が変わりました。企業には当然ながら目標があって、それを達成しなければならないと、普通に思っていましたが、目標をたてる意味を、「その目標をつくらなければ起こらなかったことの実現可能性が最大化する」ことと定義することで、目標との向き合い方も、メンバーの受け止め方も変わってきましたね。

今後の御社のビジョンを教えてください。

クリエイティブ産業への貢献です。今後は、“Creator’s Life with FELLOWS!” という標語を掲げて、クリエイターの皆さんが、学生の時からクリエイティブ業界との接点を増やし、人生を通じて長期的に業界で活躍し続けられるよう、ロングスパンで支援していくことを目指しています。具体的には、すでに今年で6回目となる学生映画祭や、子どもミュージカルなどを通じた次世代クリエイターの発掘や育成を推進していきたいと考えています。

尾崎 理恵 おざき りえ

株式会社スリーマインド

株式会社スリーマインド
覚悟して挑戦し続ければ進化が起こると、私は信じています。全てのチームと人には無限の可能性があるということを起点に、チームの潜在能力を引き出し、永続的な事業繁栄のための問題解決の場を提供します。




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