すごい会議

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CASE STUDY すごい会議の実施例

社長が現場を離れて契約実績UPを実現。“話し合う文化”で育む人材成長&マネジメント改革

環境スペース株式会社

設立
2003年9月
資本金
3,000万円
従業員数
29名(業務委託等含む)
事業内容
防音・音響工事のパイオニアとして、個人住宅のピアノ室やドラム室からプロ向けの音楽スタジオ、音楽ホールまで幅広く手掛ける。工場や一般家庭の騒音対策、室内空気環境測定、建築デザインや照明などの空間デザイン、医療施設の設計・施工および開業コンサルティングなどサービスは多岐にわたる
担当コーチ
平 善之

業績向上を目指し“本気”の人材の成長を生む

どんな問題の解決を意図して「すごい会議」を導入しましたか。

嶺島:収益向上を主な目的として、導入を決めました。社員一人ひとりが自分の仕事に、ひいては人生に本気で向き合い、己の価値を高めていってほしいというのが私の願いです。それでこそ仕事のパフォーマンスが上がり、会社の業績も上がる。

「すごい会議」を選んだ理由は、何人かの知人経営者がこの会議を導入し、「自分がバリューチェーン構造に入らずに済むようになった」と、口にしていたからでした。経営者自らが現場に出てチームを動かしているうちは、経営者の活動効率も会社の成長スピードも上がらない。

現場の仕事は現場に任せ、私は次のビジネス展開を考えることに時間を使えるよう生産性を上げたかった。今は徐々に、その状態に近づきつつあります。

導入から約10カ月、これまでにどのような成果が生まれていますか。

嶺島:営業成績が伸びてきました。毎月の契約件数が伸び、契約の単価も上がってきているので、今後は確実に売り上げも伸びる。

勝因は、トップ営業マンの行動を営業の“型”として整理し、それに沿って行動すると決めたこと。「すごい会議」で問題解決を進めるなかで、目標達成への解決策として参加者全員で合意して実行を決めました。

私が思うに「合意する」ことが、今までとの違いです。実行力が上がり、ブレイクスルーが生まれています。

「すごい会議」の体験により、どのような発見がありましたか。

嶺島話し合う文化の重要性は常々感じていたものの、誰もが日々の業務で忙しい。無理をしてまで時間を取ろうとはしてきませんでしたが、じっくり会話することで、むしろ生産性が上がることがわかりました。目標を全員で決めて本気で達成を目指し、学び合う。必要な時間だと教えてもらいましたね。

複数の「すごい会議」プロジェクトでマネジメントを変革する

経営チームだけでなく、営業部門や制作部門でも「すごい会議」プロジェクトを実施していると伺いました。

嶺島:現場のスピードを上げるために、部門別に「すごい会議」を導入しました。私たちの仕事は各部署でボールを回していくようなもの。営業がお客様をクロージングし、設計や施工工事などの制作チームが協働してスペースをつくり上げます。

以前は、そのプロセスも私がプロジェクトを管理していましたが、いい加減、その体制を手放したくて、プロジェクトを横軸でつないでマネジメントすべく「すごい会議」を活用しました。

結果、社員がお互いを認め合い、連携する必要性を感じ始めたように見えます。おかげで私は、仕事漬けの日々に散歩をする余裕が生まれ、ものごとをじっくり考えるゆとりができた。

今後はさらに、現場のマネージャーがマネジメントに専念できる状態をつくり、私は経営に専念することが理想です。この方法なら確実に業績を上げられます。

会議の参加者の人材成長について、どのように受け止めていらっしゃいますか。

嶺島話し合う文化が定着しつつあり、ハイパフォーマーに学ぶことの効果や承認による好循環を体感しています。

すべての参加者が真剣に自己成長を目指しているとは言い切れませんが、全員が何らかの成長を見せてくれている。今後は今以上に一人ひとりが変化し、互いの成長を刺激に連鎖的な進化が生まれることを期待します。

コーチから見て、どのような変化・成長が印象的ですか。

平(コーチ):これまでは、限られたトッププレイヤーが売り上げの数字を稼ぎだしていましたが、トッププレイヤーの営業術を“型”として共通化したことで他のメンバーのパフォーマンスが大きく上がりました。今後はさらに、誰の目にも明らかな成果に変換していきます。

また、営業と制作部門の情報交換のあり方やフォーメーション、管理方法を変更した結果、チームの連携が強まりつつある。自走する組織へと活性化しています。

新たなマネジメント構造で、経営者のステージを上げる

「すごい会議」のプロジェクトに限らず、社内の営業会議や制作会議でも平コーチがファシリテーターとして会議を進めているそうですね。

嶺島:私が一人で管理するには限界があり、未完了や抜け漏れを減らして業務を前進させるためのマネジメントとして、コーチにご協力いただいています。

結果、完了とブレイクスルーが大幅に増えました。コーチを起点に会話の場をつくり、参加者の意見を引きだせることがポイントです。私が会議をファシリテートをしても、社員の本音を引きだすのは難しい。プロフェッショナルかつ誠実に向き合ってくれる平さんだからこそできる。今後は一層、厳しく切り込むコーチングで指導をお願いします。

これまでに生まれた変化・成果のなかで、嶺島社長にとって最もうれしいものとはなんですか。

嶺島:営業の数字が足りないときに、私も営業しなければならないことが最大の悩みの種でしたが、今はその必要がなくなりました。

定期的に行う進捗管理で一人ひとりの数字への意識が高まり、目標に対する進捗状況や効果的な方法を共有する場があることで、責任感やチーム意識が育ちつつある。

本人が「やる」と、自分の言葉で宣言することも行動が加速する要因の一つです。やらざるを得ない状況が生まれ、実行力が上がっています。

“高い目標を立てる”ことのメリットを、どのように実感していらっしゃいますか。

嶺島:例えば、営業に関して言うと、一人ひとりにブレイクスルーが生まれ、次元の違う高い数字を追うことがへっちゃらになってきたように見えます。むしろ、以前から『それくらいの数字はやればできる』とすら、彼らが思っていたような印象がある。

これまでは、彼らのポテンシャルやモチベーションを引きだす機会がなかったのが、そこを「やる」と決めて成功体験を積むことで、自信につながったのかもしれません。高い目標が彼らのポテンシャルを引きだしています。

「話し合う文化が生まれ、リーダー格の人材が育つ」

「すごい会議」に、どのような価値を感じますか。

嶺島社員が話し合う文化が生まれ、リーダー格の人材が育つことですね。それが実現すれば、社長が現場に入る必要がなくなります。スタッフを思うように育てられず、「まだ、こんなことを自分がしなくてはならないのか」と、悩む社長は多いはず。私自身、10年以上も悩み続けてやっと今、解決できる予感がしています。

今思えば、コロナ禍以前は社員同士でカラオケに行くことも頻繁で、音楽好きが集う組織ならではの社風がありましたが、そういったコミュニケーションが激減した今、「すごい会議」で会話が増えたことは非常によかった。交流の場としても生きています。

今後、さらにブレイクスルーを加速させるためにどのような作戦を取りますか。

嶺島:もう少しで爆発的に成果が上がり始めることが見えているので、来期も「すごい会議」を続けます。今以上に、社員が遠慮なく本音100%でコミュニケーションできる状態をつくり、個々人のあり方を守りから攻めに変えたい。

目標が高いほど横のつながりが強固でなければ達成できないので、PDCAを回しながら切磋琢磨し、ワンチームで挑みます。社員一人ひとりが自分の限界を超えるような成長を見せてくれることが、最大の期待です。

どのような経営者に「すごい会議」をおすすめしますか。

嶺島バリューチェーンの構造に、経営者が入り込んで仕事をしているような組織におすすめです。経営者が同じ場所に留まっていては、組織を伸ばせない。人を育て、仕組みをつくり、私自身にスペースをつくれたこと。事業と組織の両輪のバランスを取ることに時間を使えるようになったことは、大きな進歩であり新たな可能性に他なりません。

日本の音響環境基準を高め、豊かさを生みだす存在へ

今後のビジョンをお聞かせください。

嶺島:日本人であれば誰もが知っているような会社に育てていきたいですね。このまま進めば会社の成長が手に入ることは目に見えているので、次代を担う20代、30代の若手人材を増やしながら、規模も売り上げも拡大を目指します。

「すごい会議」のメンバーにも若手を加え、下からの突き上げで刺激を生みながら組織を活性化させていきます。

将来的には、会社の枠にとらわれず、音にかかわる事業を広く手掛けることが目標です。音響に関する日本の基準はまだまだ低く、音響を重視した空間づくりへの政策は特に欧州諸国と比較しても遅れています。その基準を上げ、日本の暮らしや文化を豊かにすることに貢献していきます。

ありがとうございました。

平 善之 ひら よしゆき

株式会社U-Leading

働く人々に活力が漲れば自ずと会社は成長する。そう信じて企業のエネルギーの源になり、これまでにない成長を生み出しています。






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