すごい会議

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CASE STUDY すごい会議の実施例

経営陣主導のトップダウン型の組織から、現場リーダーを巻き込んだ「当事者意識」のある、自律した組織への変革。

株式会社CBM(株式会社オフィスバスターズグループ)

設立
2017年1月23日
資本金
4,000千円
従業員数
約55名
事業内容
現場管理・スケルトン解体、厨房含む設備撤去・内装仕上げ、オフィス家具組立設置、オフィス什器買取販売、物流資材買取販売、仮設資材買取販売、リユースコンサルタント
担当コーチ
太田 智文

左:株式会社オフィスバスターズ 代表取締役会長 天野 太郎様
中央:株式会社ピグマ 代表取締役 すごい会議コーチ 太田智文
右:株式会社CBM 代表取締役 熊谷 寿様

「すごい会議」導入前、どのような状況で、どのような課題がありましたか?

熊谷
「うちの会社は50名規模なんですが、これまで現場の管理職と経営陣の間に溝がありました。経営陣主導でトップダウン型の意思決定が多く、現場職員の意見が反映される機会が少なかったんです。その結果、現場から不満が溜まっていたんですよね。」

天野
「私も親会社のオフィスバスターズの立場で見ていて、CBMは現場の技術力が非常に強い会社ですが、そのポテンシャルをさらに発揮できると感じていました。新しい取り組みや事業に挑戦するためには、管理職の当事者意識の向上と現場がもっと主体的に動く必要があると考えていました。」

 

なぜ「すごい会議」導入をしたのでしょうか。

天野
「以前、親会社のオフィスバスターズでも『すごい会議』を太田さんの元で導入させていただいたことがあります。当時オフィスバスターズではコミュニケーションの質や量に課題があり、会社がより一枚岩になる必要があると感じていました。
初めて太田さんに会議に入っていただいた際、まず最初に『天野さんはもう話さないでください。』と言われ、衝撃を受けました(笑)。代表の私が話さなくて会議はしっかりと回るのか最初は不安でしたが、私が話さないことによってみるみるうちに会議の参加者が発言するようになり、そこから社内のコミュニケーションの質が改善され、その結果、会社全体で団結して事業計画をやり切る姿勢が身につきました。その成功体験があったからこそ、今回、CBM社でも太田さんにお願いするのが最善だと判断しました。」

熊谷
「先ほどお伝えした通り、CBMはオフィスバスターズの実務部隊のような企業です。しかし、守りだけでなく攻めにも転じようということで、2024年にCBMとして売り上げを創出できる事業を生み出していこう、という取り組みが始まりました。
しかし、これまでの組織の状態では気持ちの面でも行動の面でも売り上げを創出していく攻めのスタイルに転じることができず、2024年上半期は立てた経営計画と大きなギャップを感じていました。

幹部陣全員で緻密な事業計画を立て、現場含めそれを実行できる組織にすることが必要だと考えました。現場の声が経営に反映され、幹部陣全員が主体性を持つこと。そして、全員が納得した上で目標を作り、それに向かって団結できる組織を作ることが『すごい会議』への期待でした。」

リーダーが変わることで組織が変わる。

すごい会議を導入して、どのような変化が起こりましたか?

熊谷
「昨年末に4回会議を実施したのですが、初回では現場と経営陣が自由に意見を述べる場が設けられました。それによって、言いたいことを言える風土の第一歩が生まれました。今まで意見をあまり言わなかったメンバーたちが積極的に話し始めたのには驚きました。」

インタビュアー
「熊谷さんは会議の様子を見て、どう感じましたか?」

熊谷
「私自身、これまで『自分が話して説明しないと進まない』と思い込んでいました。でも、太田さんが進行を担ってくださることで、メンバーの声をじっくり聞ける時間ができました。『あ、こういう意見もあるのか』『彼はこういったことを考えているのか』とそれまでにない気づきが得られたことは個人的な成果です。
特に意見を紙に書いて発表してもらうことで、一人ひとりの会議へのコミットメントを高める手法には感銘を受けました。また、会議の最初に期待する成果を明らかにし、期待が確実に手に入る構造を設計していただいたことで会議が本質的な話題から脱線することなく続いていたことも素晴らしいと感じました。」

天野
「私としては、以前『すごい会議』を導入して、先ほどお伝えした通り自分自身も大きな変化があったと感じています。現場のリーダーが変わると、組織全体の雰囲気も変わります。」

熊谷
「確かにおっしゃる通りで、一番変わることができたのは自分自身だと感じています。2回目の会議でお互いに対して良い点と改善点をフィードバックし合うセッションがありました。そこで私はもっと現場の意見を吸い上げつつリーダーシップを発揮していくべきだというフィードバックをもらい、普段自分では分からない気づきを得ることができました。

また、会議の中では経営計画のブラッシュアップも行いました。以前は私が作った完成している経営計画を伝えて実行してもらうというスタイルでしたが、今回は全員が納得でき、自分のものとして認識できる計画を作れるように、私がある程度形にしてきた経営計画に対して幹部陣から多くの意見をもらいました。現場の意見を組み込むことで、経営計画を実務レベルまで落とし込んだクオリティにすることができました。」

天野

「そうですね。コミュニケーションの質の向上だけでなく、経営計画のブラッシュアップにも貢献していただけたということで、『すごい会議』、そして太田さんも進化しているのだと感じました。」

コーチングのプロフェッショナルの第三者が加わることで起きるシナジー

コーチとして会議に参加した太田に対して抱いた印象はいかがでしたか?

熊谷
「太田さんはまさしくコーチングのプロフェッショナルだと感じました。正直『こんな方がいらっしゃるんだ!』と驚きました。

太田さんは当社の社員一人ひとりの特徴を瞬時に理解し、それに合ったコミュニケーションを取られているため、第三者が入っても違和感なく、いつもより良い雰囲気で会議を行うことができました。

また、ファシリテーターとしての質が非常に高く、会議の進行役ではあるのですが、太田さんが主体となって話を進めるのではなく、あくまでCBMの社員が主体となって進めていくことができました。ただ、話が詰まってしまった時には太田さんの経験を活かしたアドバイスをいただくことができ、そういったバランスの良さが、発言しやすく居心地の良い会議の実現に繋がったと感じています。」

太田
「もちろんファシリテーターを務めさせていただきましたが、私が本質的に大切にしていることは『その会議を通じて何を得たいのか』を明確にすることです。

経営計画をもとに幹部や現場の皆様が当事者意識を持って行動できるようにすること、その成果物のために皆様が主体となった会議の運営に尽力させていただきました。」

熊谷
「そういった意味では、全員が当事者意識を持って共有できる、所有感のある経営計画を立てられたので、得たいものを得られた素晴らしいプロジェクトだったと感じています。」

全員が主役。
社員がイキイキと働く2025年のスタート。

現在の会社の様子はいかがでしょうか。

熊谷
「これまでのように、幹部陣が上から言われたことをそのまま現場に伝えるのではなく、自分の意思で意欲的に今後の方針を伝えられるようになっていると感じています。幹部が変わったことで、現場の社員の意識改革にも繋がり、以前よりも社内のコミュニケーションも活発化していると感じます。全員が『自分たちが会社の未来を作る』という共通意識を持つようになっています。
『すごい会議』の実施から年末年始も挟み、かつ繁忙期なのでバタバタしている状態ですが、会議で決めたことをもとにみんなモチベーション高く取り組んでくれている印象です。『すごい会議』が無ければ、年始にここまで高いモチベーションで業務に取り組んでくれることはなかったのではないかと思います。」

天野
「効果を実感するのはまだまだこれからだとは思いますが、私から見ても社員が以前よりもイキイキとストレス無く働いてくれていると感じます。」

インタビュアー
「それは素晴らしい変化ですね。一方で、今後の課題としては何を意識していきますか?」

熊谷
「まだ一部の幹部や社員が変化に戸惑っている部分もあります。彼らの成長を支えながら、全体の一体感をさらに強めていきたいと思います。」

インタビュアー
「ありがとうございます。『すごい会議』を他の会社におすすめするとしたら、10点満点で何点をつけますか?」

熊谷
「10点満点です。本当は15点をつけたいくらいです(笑)。会社の方向転換のタイミングで、閉塞感を打破し、組織全体が同じ目標に向かって動くモチベーション向上のきっかけを作れたからです。
これがなければ、2025年の良いスタートダッシュは難しかったと思います。総じて、導入当初思い描いていた以上の価値を提供していただくことができました。」

グループと共に新たなシナジーを生み出すかつてない会社へ。

最後に、CBMの今後の理想やビジョンを教えてください。

熊谷
「CBMはリユースを前提とした今までにない工事管理会社です。一般的な管理や解体、施工だけでなく家具の目利き力や壊さない技術など他社様には無い技術を持っています。
今後は全国展開を視野に入れながら、現場主導で新しい価値を生み出せる組織を目指しています。オフィスバスターズグループ全体の成長に寄与しながら、業界をリードする存在になりたいです。また、それと並行して物流の領域でCBM自体が利益を創出していけるビジネスを育てていきます。」

天野
「親会社としても、CBMが現場からの意見をさらに吸い上げて独自性を強めていくことを期待しています。また、技術者集団ということで管理職が育ちづらい業態なので、高い技術を持った現場の社員をまとめられるような管理職の育成にも力を入れていきたいと思います。
そうしてCBMの価値を全国に広めていくと同時に、その中で、現場力を活かした取り組みがどんどん増えていくことを楽しみにしています。」

本日は貴重なお話ありがとうございました!

太田 智文 おおた ともふみ

株式会社ピグマ

50歳。兵庫県明石市出身。神戸大学卒。大学卒業後、ベネッセコーポレーションに就職。
28歳の時に現在の会社ピグマを創業。21期目。
すごい会議マネージメントコーチ14年目。MBTI認定ユーザー。国際コーチ連盟プロフェッショナ ルコーチ(CPCC資格保持) 。バリューファクター認定トレーナー。
過去180社以上の会社でのすごい会議導入の実績。

「本質」に向き合い組織として一段高い基準を手に入れること、行動の量と質とスピードにこれまでにない違いを起こすことを約束します。

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