すごい会議

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CASE STUDY すごい会議の実施例

会議のスピードが 130~150%アップ。無駄な時間が0になり 強い社員が増えた

ラブリークイーン株式会社

設立
資本金
従業員数
社員数:230名、総従業員数:1130名(2014年2月現在)
事業内容
レディスファッションの企画・製造・販売
担当コーチ
川井 崇司

僕が言わなくても誰かが言うようになった

導入前の御社はどんな状況でしたか?

井上真典さん(以下井上) 明るいノリの会社でし たが、シビアなところはシビアでした。

川井崇司(以下川井) その状況はどのようにして 知りましたか?

井 上 明るい会社作りを意図しており、会議などき ちっと追求すべきところではシビアに追求してき ました。

川 井 そういった状況からすごい会議を導入して何が起きましたか?

井上 会議の流れにスピード感がつき、また会議は “意見を言い合う場ではない” という事が浸透し始め ました。またシビアな時も楽しくやる。前のシビアは重いシビア、今のシビアは楽しいシビア。重くても 楽しくても同じ結果が出るのであれば楽しくやったほうがいいですよね。

川 井 なるほど、その楽しいシビアと重いシビアはどの ような点で違いを感じましたか?

井 上 会議中に笑顔や笑いが出たり、笑いを出しても怒 らないとかですね。

川 井 導入前の会議で笑顔は出ていましたか?

井 上 シビアな話の時に笑いが出たら「やる気はあるのか」という雰囲気になっていました。

川 井 ぶっ潰されていたんですね(笑)。

井 上 はい、ぶっ潰されていました(笑)。今は少し軽いノリになってもおかしくなく、みんなも一緒に笑ってくれるようになりました。

川 井 良いですね、井上社長にとってそれらの事でどのようなご利益が ありますか?

井上 重い話のストレスが減っています。非常にみんなにとってプラス になっている気がします。あとは閃き感が出て、前向きな話が出やすく なりシビアなマイナス思考ではなく楽しいプラス思考になってきました。

川 井 良いじゃないですか。スピード感が出た事はどういった点でその ように判断をされましたか?

井 上 会議で討論になりだすと誰かが「で、結論は?」と言い出すよう になりました。要は結論のない討論をなるべく減らそうという空気が生 まれてきたんです。それも僕が言わなくても誰かが言うんです。そこが大きいんです。

川 井 それを言われた人にはどんな違いがありましたか?

井 上 すごい会議に慣れている人は即答で答えや伝えたい事を出そうとします。それを繰り返していくと 話の仕方のレベルが上がるんですよね。ポイントをまとめて話をする練習にもなっていると思います。き っと(笑)。

川 井 な る ほ ど ( 笑 )。 そ う す る と 、 感 覚 値 に な り ますが会議のスピードは何倍くらいになったと感 じられますか?

井上 元のスピードの 130~150%はアップしてい ると思います。あと大きいのは無駄な時間が過去 にあったとしたら、それが0になっている事です。 無駄に永遠と続いてしまう会議がなくなり、あと 限りなく正確に時間通り終わるようになってきま した。

川 井 始まりもオンタイムですか?

井 上 始まりのオンタイムは徹底しました。あと会議中の携帯電話なしも徹底しました。あれは罰金制になって3~4人血祭りにあがっていますからね(笑)。

幹部の意識改革と役割分担

プロジェクトを進める中でどんな気付きを得て、 何を観察されましたか?

井 上 すごい会議をやると “やる事が溜まる” と現場が 感じるのを観察しました。それが前回のセッションで解消 されたんです。盛り込み過ぎちゃダメなんだなと気付きま した。そこが今回一番大きな気付きで、一回目のタームで はとにかく足りない分何か生み出さなきゃいけない。その ためにこのクイックな会議方式でやる事をやってみてダ メなら次を探してやってみて…と、勢いがあったのでやり 続けていました。するとその勢いに慣れてしまうと、スピード感に対しての疲弊感が付いてくるようになってきました。社員アンケートなどで調査した時にそれに 気付きました。ちょうどその時にあったセッションが「そうじゃないよね、現場の話もっと聞かなきゃ」 という内容だったので「そうか、乗せるだけじゃダメだ」と、一度全部クリアにして“消してしまってはい けない話”と“消さなきゃいけない話”を明確にした事が大きな気付きでした。

川 井 そういった気付きの中で会社がトランス フォームしたことは何ですか?

井 上 元々現場の意見を聞くようにして、僕が 仕切りをやっていたんですが、それを他者が仕 切るようになった事です。ここがすごく大きい です。仕切り役がいる事によって僕も客観的に 物事を見る事ができるようになりました。決定 者とリードする者の役割分担、そこが本当に大 きく変わりました。

川 井 業績面ではどのようなトランスフォーム が起きましたか?

井 上 ?すごい会議をやっていなければここまでこなかっただろうな、というくらいの利益を出す事ができ ました。今期もやっているのとやっていないのとでは絶対的に違うと思います。様々な市場関係などで現 状は難しいですが最後の追込み次第ではまだ可能性ありますね。

川 井 なるほど、そうするとそれらはどのようにして起きましたか?

井 上 幹部の意識変革がありました。幹部が会社を担っている感覚を持ってもらうために負荷をかけた事 で、幹部達が一生懸命ついてきてくれようとしているのかどうかという判断が出来るようになったのかも しれません。どのようにしてそれが出来たかというと、川井さんが振った“現金をいくら賭けられるか”と いう話の時に、本当に現金集めちゃいましたから、あの時に幹部のいろんな気持ちが見えたので、あれは 良かったですね。あとは戦略的フォーカスの唱和、これは毎日唱和しています。経営理念の唱和に継ぎ、 唱和するものが一個増えちゃったようなものなんですが、経営理念は会社の一生涯の事であって“今期”と いう“短年度”の目標を毎日唱和する事はいいなと思いました。

川 井 唱和する事によってどんなご利益がありますか?

井 上 力強く唱和しているので朝から元気になり、また目標設定が明確になります。これは良いですね。

川 井 プロジェクトを進める中で誰のど んな言葉が効果的でしたか?

井 上 すごい会議のコーチの皆さんの言 葉が明確に現場を変えてくれています。い つも僕が社内で “社長が言う言葉は親父が 言う言葉” “外部の人が言う言葉は先生や 隣のおじさんとかが言う言葉” とよく言っ ています。親父の言葉よりも実は聞き慣れ てない人の言葉のほうがズドーンときたり するんですよね、そんな言葉を聞ける事も 良いと思います。一番変わったのはリーダ ー役でもあり、社内コーチをやろうとして るメンバーですね。

川 井 どのように変わりましたか?

井 上 声の大きさと、場を仕切るという感覚、また終始笑顔になりまし た。元々笑顔は多かったのですが “意図的にやらなきゃいけない” とい う事が分かったんだと思うんです。

川 井 意図的に笑顔にすると何が変わりますか?

井 上 場の雰囲気が本当に変わりますね。

川井 では社長として井上社長ご自身がトランスフォームしたところは 何ですか?

井 上 幹部に向けて「ここまでやっていいんだ」という幅が広がりまし た。今まではもう少し躊躇していたんですが「ここまでやりきってもう ちの幹部はついてきてくれるんだ。もうちょっと信じなきゃ。」と思うようになりました。実際に以前よりも30~40%くらい多く部下に対してリクエストをするようになっていま す。

川 井 躊躇なくリクエストするようになったんですね。

井上 はい、その “躊躇なく” という事が社内で増えていると思います。会議中の躊躇なくが、会議以外 でも。元々僕無茶ぶりをするほうなんですけど、その無茶ぶり量も増えました。「やって当たり前でしょう」 くらいの感じで、全体朝礼で表彰される子は必ず何か話をするとか、それも慣れてきちゃうと無茶ぶりで も何でもなくなるんですけどね。

川 井 基準値が上がるんですね。

井 上 そうそう、くるのは当たり前だとみんな思っていますから、そういう強い社員が少しずつ増えています。

フィーに対してそれ以上の価値もある

川井はどんな男ですか?

井 上 ニコニコしながら嫌な事を平気で言う人(笑)。

川 井 あ は は は ( 笑 )。

井 上 大事なところなんですけどね、そういう事を言ってくれる 人なんて少ないので、現場もそう思っていると思います。普通は 言えないような事をズバズバ言ってもらわないといけないし、場 がどうであれ最初から最後まで自分のテンションをキチッと持 てる人ですよね。崩れずにもっていくっていうのはすごいなと思 います。また早い判断ですね、その会社会社に合わせて色々判断 されていると思うんですが、その自分なりの判断をサクサクっと 出してくれるところがすごいです。

川 井 ありがとうございます、すごく嬉しいです。そんな僕が御 社に入る事によってどんな違いに繋がっていますか?

井上 “すごい会議道” というのがあったら、川井さんはすごい ストレートにまっすぐ進むと思うんです。それを見ながら僕らは生徒として修行していけるような感覚です。それが大橋禅太郎さんと会った時に「あっ、総帥はまた違う のか」という感覚になりました。大橋さんは空気感で変えちゃうんですよね。すごい会議っていろんな真 髄があって、他のコーチにはそのコーチなりのものが色々あるんだろうけど、弊社では川井さんがピッタ リ合ってるんだと感じました。

川 井 なるほど、ありがとうございます。では 社長にとってすごい会議はいくらの価値があり ましたか?

井 上 僕は結果だと思うので、例えば目標が1 億円でそれが3億円いったなら、2億円の価値 があると思います。ただ(すごい会議を)やっ ているのとやっていないのでは多くの違いがあ ると思うし、やる事で必ず何かが変わります。 今出しているフィーに対しては十分な価値があ るし、それ以上の価値もあると思います。

川 井 投資効果は何倍くらいですか?

井上 時と場合によりますが、出るときには 100 倍くらいになると思います。すごい会議のメンバー6人 によって、すごい効果が現れる瞬間もありますし、小さな数倍から、何百倍にもなるものだと思います。 また今、実は “アンチすごい会議” の人も出てきていて、引っ張っている僕たちの層は良かれと思ってや っている事が、現場からは疲弊感も出てきてしまっているので、そこが払拭されるとすごい価値になるの だと思い、そこが次にするタイミングだと思っています。

変化を求めている社長は面白いと感じるはず

今から1年間でどんなトランスフォームを起こそうという意図をお持ちですか?

井上 B to B to Cの事業なので、それを B to C の事業にもし ていきたいです。 B to B to C の百貨店さんたちとの事業はその まま継続し、そこはそこだけで単体黒字を確実に作れる事業にな り、さらに B to C で直接顧客に対して商売が出来る場所が次に柱 となる大きな目標です。

川井 なぜ B to C にフォーカスされましたか?

井 上 直接お客様にすぐ対応出来るというところです。量販店さ んや百貨店さんに入っていると 「今日雨だから 10%OFF」 とい う事が出来ないんです。 B to C はそれが瞬間的にする事が可能で 「今日この店だけ 30%OFF」とか「今日はこの色だけ半額」など 色んな事を仕掛けることが出来る。色んな新しい対応をしながら、 楽しくお客様にも喜んでもらえるようなサービスをしていきたい です。

川 井 すごい会議の導入をしようかどうか迷われている社長がい るとしたら、井上社長だったらどんな事をコミュニケートされま すか?

井 上 やらないと分からないかもしれないけど、必ず何か変わる
よっていうのは伝えますね。僕が “コンサルティング” をいつも例えで使うのは “高速道路” です。タダ でそこまでいけるけど、お金を払うと早くいける、車で例えるなら普通のターボエンジンなのか、ツイン カムもしくはノンターボなのかで、ノンターボの車にツインカムをのせますかっていう話ですね。すごい会議の皆さんにもコミュニケートするなら、もうちょ っと成果報酬で動く時があっても良いのかなとは思い ますね(笑)。利益が出ている会社からしてみたら安い んですが、出ていない会社からみたら高いと感じます。 ただ実はすごい会議を入れて変わるのって利益が出て いない会社のほうが可能性は高いなと思うんです。利 益が出ていない会社は何か思い切り間違えているはず なのでそれを探しあげたほうが早いんじゃないかと思 います。

川 井 では僕がやるすごい会議はどんなスタンスの社 長や組織におすすめですか?

井 上 体育会系の頑丈な人の会社がいいと思います。ベースが軟い人だと、おされすぎてヘコタレてしまう気がして、川井さんも力が出しきれないと思います。弊社くらい頑丈だと川井さんが言った事に対して 「え~~」とはなりながらも聞き入れますし、そういったスタンスの社長や組織にはおすすめです。

川 井 なるほど、ではすごい会議の手法はどのような社長や組織におすすすめですか?

井 上 変化を求めている社長は面白いなと感じると思います。あとは組織の考え方がマンネリ化している 社長にもおすすめです。大きな変革が起こる時はそのために大きな痛みも伴うはずです。赤字は出ないけ どすごい黒字も出ずに万年「これぐらいかな」という組織に向いているかもしれないですね。

これからもコンスタントに指導していただきたいです。 スピード感は付いて疲弊感は付かないという事が僕の次の宿題 です。

お互いに躊躇なく言い続けながら現場が生きるようなことを手 伝って欲しいなと思います。

川井 崇司 かわい たかし

株式会社すごい会議どすえ

『50人100億円のすごい会議を創る。』
2023年、1年以上在籍しているコーチ17人中17人が年間売上1億円以上を達成しました。
こんな“すごい“組織は、他に知らない。

2032年には、すごい会議コーチ50人で年間売上100億円を成し遂げます。
さらに“すごい“組織へ。

日本で、いや世界で一番問題解決が上手い組織を体現してみせます。

また、共にすごい組織を創るメンバーを探しています。
我こそはと思う方は僕にご連絡ください。

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