木村さん自身は、どんな変化がありましたか?
やっぱり事実と解釈の区別ができるようになりましたね。自分はけっこう感覚で喋ることが多いんですけど、そこで事実と解釈の線引きができるようになることで発言の気づきが違いますよね。
実際、現場でどのように活かされていますか?
目標を追う数値を事実で捉えて言うようになりましたね。例えば「〜が厳しい」という発言があったたら「どう厳しいの?事実は何?」って言ったりしています。
事実を聞く質問は効果的ですね。
そうですね。それと、承認をお互いに心掛けてやるようになりました。
もともと会社の雰囲気は良いのですが、“承認”の言葉を使うようになって、雰囲気がさらによくなりました。特に、Kさんはもともと承認は得意な方ですが、今回を通じてさらに磨きがかかりましたね。どんな人にもどんどん承認しています。
素晴らしいですね。
今も、このメンバーで呑みに行ったら「よっ!」とか「それ解釈!」とかは使いますね。
さすがですね。今回のセッションを通じて、コーチのどんなサポートが役立ちましたか?
これまで先送りにしてきた問題に切り込んでくれましたね。
それと、こういう組織に属していると、個人では数字出してるけどチームでは出せてないということが起こった時に、“誰のせい?”となりがちなんですけど、すごい会議を通じて「自分に責任が100%」という考え方を共有できたことで、より個人としても組織としても強くなったと感じます。
コーチの何が機能しましたか?
論理的な思考で、話を整理してもらったことや、どういうふうにコーチングをすれば組織が向かうべき方向に進んでいけるかを一緒に伴奏してもらったと感じます。会議の進行もよかったですし、要所要所のたとえ話もすごくわかりやすかったです。毎回のセッションで、気づきをもらえたこともありがたかったです。
例えばどんな気づきですか?
やはり「事実と解釈」を分けて捉えることや「私に責任100%がある」という考え方ですね。私に責任があるというのは当たり前なんですけど、改めて私もメンバーも認識できたことにすごく価値がありました。
あと、何か言いにくいことを言う時に「精霊が言うには」をつけて発表することですね。(笑)